ソニー株24年ぶり安値、シティ証目標株価下げ-円高やTV懸念も

ソニー株価が大幅続落、約24年ぶ りの安値を更新した。シティグループ証券の目標価格引き下げが手掛か り。円高進行やテレビ事業苦戦の業績への懸念を背景に、他の電機株と ともに売られている。

3日午後2時50分時点での日中安値1413円は、1987年6月10日 に記録していた1395円以来の低水準。前営業日比では6.2%安と、下 落率としては3月15日の18%以来、半年強ぶりの大きさだ。シティG 証は9月30日付でソニーの目標株価を100円下げ1900円としていた。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の石野雅彦アナリストは 「為替予約の関係で、ドルやユーロに対する円高の影響は10-12月以 降が強くなる。またテレビなどの需要が弱く、業績予想が厳しいという 観測が流れているのでは」と指摘している。

ソニーのテレビ事業は、世界的な価格競争激化から、前期(2011 年3月期)まで7年連続の営業赤字で、8月に構造改革の策定を表明。 為替に関しては、栗原宏財務部門長が9月28日のブルームバーグとの インタビューで、円高ユーロ安への対策は困難だと発言していた。

他の電機大手を見ても、同じくシティG証が目標株価を1100円か ら830円に変更したパナソニックが続落、一時は同5.7%安と、3月15 日の15%以来の下落率を記録した。国内でのテレビ最大手であるシャ ープも同5.2%安まで下げている。

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