【FRB要人発言録】ツイストオペ、効果出ない恐れ-ダラス連銀総裁

9月26日から10月2日までの米 連邦準備制度理事会(FRB)要人らの主な発言は次の通り(記事全 文は発言者の氏名をクリックしてください)。

<9月30日> ブラード・セントルイス連銀総裁(サンディエゴで講演):FOMCに は任意に使える強力な手段があり、現在もこれからも尽きることはな い。景気が一段と悪化すれば、金融政策で適切に対応する必要がある。 成長が弱いと経済はショックの影響を受けやすくなる

<9月29日> ロックハート・アトランタ連銀総裁(アトランタで講演):根強く続く 失業問題は雇用喪失の拡大というよりも、採用ペースの鈍化が原因と なっている可能性がある。採用ペースの鈍化は、構造問題やミスマッ チの問題と一致していると見ることもできる。

プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁(ペンシルベニア州ラドナー で講演):8月と9月の政策決定は景気回復のペースに大きな効果をも たらすとわれわれが考えているとの印象を与え、米金融当局の信用を 損ねかねない。景気に対する大きな効果はないというのが私の見解だ。

ラッカー・リッチモンド連銀総裁(インタビューで):低金利は現在正 当化される。しかし特定の期日を約束することはためらった。

ローゼングレン・ボストン連銀総裁(ストックホルムで講演):世界の 銀行システムは今、必要以上に脆弱なままだ。

<9月28日> バーナンキ連邦準備制度理事会(FRB)議長(クリーブランドでの 講演後の質疑応答):現在のインフレ期待は2%のインフレ率とおおむ ね合致している。インフレ率が下落し過ぎれば、われわれはそれに対 処する必要がある。

バーナンキFRB議長(クリーブランドで講演):米国のような先進国 も、規律ある財政政策の重要性など、新興市場国の経験から教訓の一 部を学び直すのが賢明だろう

ホーニグ・カンザスシティー連銀総裁(カンザスシティーで講演):金 融政策が効果を表すのに時間がかかる手段であることを考えると、経 済の微調整や細かい管理を試みていることに強い懸念を覚える。イー ルドカーブを見直す取り組みは新たな複雑性や意図せぬ結果を生み出 す可能性がある。

<9月27日> フィッシャー・ダラス連銀総裁(ダラスで講演):(オペレーション・ ツイストについて)戦略的決定であり、私は効果が代償に勝るとは感 じなかった。

ロックハート・アトランタ連銀総裁(フロリダ州ジャクソンビルで講 演):金融政策を伝達するメカニズムは、その機能を幾分か失っている 状態だ。従って、FOMCの最新の決定が景気に大きな押し上げ効果 をもたらすとは期待していない。

<9月26日> コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁(シカゴでパネルディスカッシ ョンに参加):状況によっては中央銀行が財政当局の債務を保証するの が望ましいとされる場合もあるだろう。

ブラード・セントルイス連銀総裁(ニューヨークで講演):経済が07 年第4四半期(10-12月)のピーク水準に再び急速に到達することを 期待するのは適切ではない。当時のピークはバブル期の行動に促され た人工的な成長が一因になっているからだ。米国の基本的な潜在成長 率はこれまでの想定よりもやや低下しているというのが、より妥当な 解釈だ。

ラスキン・連邦準備制度理事会(FRB)理事(ワシントンで講演後 の質疑応答で):議会の明確な責務の一つが物価の安定だ。インフレ期 待の抑制というのは個人的には極めて重要だと考えている。

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