米コダック:破産申請含む選択肢を検討、特許売却が難航-関係者

経営不振が続く創業131年の米写 真用品メーカー、イーストマン・コダックは破産申請を含む選択肢を検 討している。事情を直接知る関係者3人が明らかにした。保有する特許 資産の売却交渉で、買い手候補に難色を示されていることが理由だとい う。

交渉が非公開だとして匿名を条件に語った同関係者らによれば、特 許の買い手候補の一部は、コダックが支払い不能となった場合に特許購 入が譲渡詐欺に相当する恐れがあるとして、取得案提示の手続きを進め ることを渋っているという。ただ、破産申請は差し迫ったものではない と関係者は話している。

コダックの広報担当、ジェラルド・メクナー氏は破産申請の観測に ついて「当社には申請の意思はない。知的財産の収益化戦略に変更はな い」と述べ、「知的財産の売却に関して譲渡詐欺に当たるとは懸念して いない」との見解を示した。

メクナー氏はまた、10月1日に1400万ドル(約11億円)の利払 いを実施すると述べた。破産申請の可能性を法律事務所と協議したかど うかについてはコメントしなかった。発表資料によると、コダックは国 際法律事務所のジョーンズ・デイから助言を受けており、全ての選択肢 を検討する方針。

30日のニューヨーク証券取引所では同社株は午後4時15分時点で 前日比91セント(54%)安の78セントと、少なくとも1974年以降で は最大の下げを記録した。