米自動車販売、トヨタとホンダのフル生産再開で震災前ペース回復へ

トヨタ自動車とホンダが今月フル 生産を再開したことで、米国の自動車販売は東日本大震災前に近いペ ースに戻りつつある。

ブルームバーグがアナリスト14人を対象に集計した予想平均に よると、10月3日に公表予定の9月の米ライトビークル販売台数は季 節調整済み年率換算で1280万台に増加したもようだ。これは震災の影 響で部品や完成車の供給が落ち込んだ4月以降で最も速いペースとな る。

米市場調査会社JDパワー・アンド・アソシエーツのグローバル 予想担当エグゼクティブディレクター、ジェフ・シュスター氏は「在 庫水準の回復もあって買い手が市場に戻っている」と述べた。

トヨタは減少していた月間米国販売台数が来月から反転し始める と予想。ホンダはオハイオ州の2工場で時間外シフトを追加している。 供給改善のおかげで約6年ぶりの低水準だった販売奨励金も増加した とみられる。

自動車業界調査会社エドマンズ・ドット・コムのアナリスト、ジ ェシカ・コールドウェル氏は、在庫の改善と消費者にとって好ましい 価格設定が今月の大きな話題だったと指摘した。

調査会社オートデータによると、トヨタとホンダの販売減少の影 響で米自動車販売台数は6月に1160万台と、1-4月の平均の1310 万台から鈍化した。ブルームバーグが集計したアナリスト5人の予想 平均は、トヨタの9月の販売が15%減、ホンダは6.1%減となってい る。