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PIMCOが豪州債に注目、利回りと信用力に魅力-クレジット市場

オーストラリアの国債や社債は今 四半期に2008年以降で最も大きな上昇を記録する見込みだ。豪州債は 欧州債務危機の影響を受けていない先進国の債券で利回りが最も高い ことから、米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PI MCO)が注目している。

豪州債の6月末以降のリターンはプラス4.8%で、08年10-12月 (第4四半期)以来最高。過去1年ではバンク・オブ・アメリカ(B OA)メリルリンチが調査対象とする全市場を上回るリターンだ。ブ ルームバーグのデータによると、豪国債利回りは今四半期に96ベーシ スポイント(bp、1bp=0.01%)低下し平均で4.07%となってい るものの、これより高利回りの先進国は欧州債務危機の中心にあるギ リシャとアイルランド、イタリア、ポルトガル、スペインだけだ。

ギリシャがデフォルト(債務不履行)の脅威に直面し、欧州首脳 が自国の銀行への波及阻止を目指す中で、オーストラリアが投資家を 引き付けている背景には、政策金利が世界の先進国で最高である一方 で財政負担が2番目に低いことがある。オーストラリア準備銀行(R BA、中央銀行)によると、外国人投資家は2011年1-6月(上期) に豪国債を159億豪ドル(約1兆1900億円)買い増し、6月末時点の 豪国債保有比率は74.7%と、2年半ぶりの高水準だった。

世界最大の債券ファンドを運用するPIMCOの豪部門ポートフ ォリオマネジャー、ジュリアン・フォックソール氏は「海外の投資家 は豪州債が力強い国債であるという信用力の面と実質利回りの観点の 両方から豪州債市場に注目している」と指摘。「豪国債市場は価値に関 しては他の市場に対してかなり突出している。不確実な世界で投資す るには理にかなった市場だ」との見方を示した。

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