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フィッチ:NZの格付けを1段階引き下げ-債務水準の高さを指摘

格付け会社フィッチ・レーティン グスは、ニュージーランド(NZ)の格付けを1段階引き下げた。債 務水準の高さや継続的な経常赤字を理由に挙げた。

29日の発表資料によると、フィッチはNZの長期外貨建て発行体 デフォルト格付け(IDR)を「AA+」から「AA」、長期自国通貨 建てIDRは「AAA」から「AA+」にそれぞれ引き下げた。アウ トルック(格付け見通し)はいずれも「ステーブル(安定的)」とした。 これを受けて、NZの10年国債利回りは2ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)上昇し、4.31%を付けた。NZドルは対米ドルで下 げに転じ、1.3%安の1NZドル=0.7670米ドル。

フィッチによると、NZの米ドルベースの対外純債務の国内総生 産(GDP)比率は昨年末時点で83%と「AA」格付けの国々の中央 値(10%)を大幅に上回っている。同社はNZの経常赤字のGDP比 率が2012年に4.9%、13年には5.5%に拡大すると予想している。

フィッチのアジア太平洋地域ソブリン・チーム責任者、アンドル ー・コルクホーン氏は発表資料で、NZの高水準の対外純債務は格付 けが同等の他の国との比較でかけ離れた数字だと指摘。「同国が抱える 主要な脆弱(ぜいじゃく)性であり、経常赤字が再び拡大すると見込 まれる中で、それが今後も続く可能性が高い」との見方を示した。

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