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ソフバンク:中国主流の最高速データ通信開始、スマホ次世代網で

国内通信3位ソフトバンクは携帯 電話の第4世代を指す「4G」と銘打ち、中国で主流の高速サービスを 開始する。支援先のPHS企業ウィルコムの技術を活用し業界最速を実 現したとしており、11月に試験運用を始め、来年2月に商用化予定。

孫正義社長が29日の新商品発表会で語った。同社長は新サービス の最大受信速度が毎秒110メガビット(メガは100万)と、膨大なデー タを使うスマートフォン(多機能携帯)の次世代通信網として最適だと 強調。中国の通信事業者や端末メーカーが中心に開発を進めてきた3.9 世代携帯の「TD-LTE」規格とも互換性を持つ、と述べた。

通信インフラに関しては中国の華為技術(ファーウェイ)が構築 を受注した、と発表。ソフトバンク広報担当の中山直樹氏によると、中 国のZTEにも通信設備を発注した。ソフトバンクは対中投資に積極的 で電子商取引企業アリババ・グループ・ホールディングや、ソーシャ ル・ネットワーキング・サービス最大手レンレンなどに出資している。

ソフトバンクは米アップルの人気端末「iPhone(アイフォー ン)」を国内で一手に代行販売し、顧客獲得に活用。半面で通信網の混 雑を招き、今期(2012年3月期)と来期に各5000億円の設備投資で増 強する計画。29日の発表会で孫氏は、昨年3月末に6万程度だった携 帯基地局数が今月に16万まで増えた、と説明。さらに「4G」導入に よる高速化でスマートフォン浸透に対処する、とした。

同社長は発表会終了後に記者団に対し、新サービス向け投資額は、 今期と来期で計1兆円の従来計画の「外数」だと述べたが、既存インフ ラも活用するなどとして額の明言は避けた。サービス開始を29日付朝 刊で先行報道した日本経済新聞は、投資額を約1000億円としていた。

アイフォーンは「一切ノーコメント」

同社をめぐっては、同2位KDDIもアイフォーンの次期モデルを 発売すると日経ビジネス電子版が22日報道。契約者の流出懸念などか ら、ソフトバンク株価の29日終値は2259円と、報道前日の21日終値 と比べ13%下落している。

この点について孫氏は29日の発表会で「他社に関連することには 一切ノーコメント」と述べた。アイフォーンは「依然として最重要機種 の1つ」とする一方、対抗馬とされる米グーグルの基本ソフト「アンド ロイド」搭載端末についても販売に注力する意向を示した。

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