ソフバンク:最高速データ通信を来年2月開始、スマホ次世代網で

国内携帯電話3位ソフトバンクは 携帯電話の第4世代を指す「4G」と銘打ち、移動体で最速のデータ通 信サービスを11月に開始する。孫正義社長が29日の新商品発表会で明 らかにした。当初は試験サービスで、対応する端末の発売は来年2月。

孫氏は、新サービスの最大受信速度が毎秒110メガビット(メガは 100万)と、「圧倒的最高速、大容量」であり、膨大なデータのやり取 りを要するスマートフォン(多機能携帯)の次世代ネットワークとして 最適だと強調した。

さらに新サービスが、中国の通信事業者や端末メーカーが中心とな って開発を進めてきた3.9世代携帯の「TD-LTE」規格と、当初か ら互換性を持つことも明らかにした。13年3月末には全国の政令指定 都市で99%の電波カバー率を目指す。新サービス開始は、29日付の日 本経済新聞朝刊が先行して報じていた。

同社は破たんしたPHS会社ウィルコムと昨年8月にスポンサー契 約を結び支援中。新サービスはウィルコムが計画していた高速データ通 信の技術を活用した。孫氏は料金設定について「少なくとも他社と十分 競合できるレベル」とする意向を示したが、詳細な説明は避けた。

通信インフラに関しては、中国の華為技術(ファーウェイ)が構築 を受注した、と発表。ソフトバンク広報担当の中山直樹氏によると、イ ンフラは中国ZTEも受注した。

アイフォーンには「一切ノーコメント」

同社をめぐっては、国内販売を実質独占してきた米アップルの人気 端末「iPhone(アイフォーン) 」の次期モデルを、同2位KD DIも発売すると日経ビジネス電子版が22日報道。既存契約者の流出 などの懸念を受け、ソフトバンク株価の29日午前終値は2251円と、報 道前日の21日終値と比べ13%下落している。

この点について孫氏は29日の発表会で「他社に関連することにつ いては一切ノーコメント」と述べた。アイフォーンは「依然として最重 要機種の1つ」とする一方、対抗馬とされる米グーグルの基本ソフト 「アンドロイド」搭載端末についても販売に注力する意向を示した。

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