世界経済の見通し悪化、ユーロ圏に悲観論強まる-BN四半期調査

国際投資家の間では、世界経済 がリセッション(景気後退)に逆戻りするとの見方が強まっており、 約3人に1人は今後1年以内に世界経済のメルトダウンがあるとみて いる。ブルームバーグの最新調査で明らかになった。

ブルームバーグの顧客である世界の投資家とアナリスト、トレー ダー1031人を対象に実施した四半期調査「ブルームバーグ・グロー バル・ポール」によると、68%が「世界経済は悪化している」と答 えた。5月の前回調査時はわずか18%だった。ユーロ加盟17カ国 に対する悲観的な見方が特に強まっており、ほぼ10人に9人が「ユ ーロ圏経済は悪化している」と回答した。

調査に参加したセキュアエクイティのトレーダー、ジャワイド・ アフサ氏は「できるだけ早く行動する必要がある。市場の忍耐には限 界がある」と指摘。欧州が債務問題を解決できなければ「リセッショ ンを招き、米国にも悪影響が及ぶ」との見方を示した。

調査では、43%が「今後1年以内に世界的なリセッションがある」 と回答。「今後5年以内」は71%に上った。また「今後1年以内にユ ーロ圏の債務危機が世界経済のメルトダウンにつながる」との答えは 37%。「今後5年以内」は56%と過半数を占めた。

今後半年の投資戦略については、42%が「現金の保有を増やして いる」と回答。2010年6月に質問を開始して以来、最高の水準とな った。また「米国株は弱気相場入りしたと思う」と答えた人は56% に上った。

調査は、委託先であるセルザー(アイオワ州)が26日に行った。 誤差率はプラス・マイナス3.1ポイント。