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ユーロ「事実上死んでいる」、銀行危機で崩壊も-ウニクレディト幹部

【記者:Andras Gergely】

9月28日(ブルームバーグ):ギリシャのデフォルト(債務不履行) に伴う金融の激震が欧州に襲いかかろうとしており、ユーロは「事実 上死んでいる」とイタリア最大の銀行ウニクレディトの証券サービ ス・グローバル責任者、アッティラ・サーライベルセービッツィ氏が 警告した。

ブダペスト証券取引所の元会長でもあるサーライベルセービッツ ィ氏は、ハンガリーのニュース・ポータルサイト「index.hu」に掲載 された論説で、「ユーロは救済しようがない。欧州各国政府と欧州中央 銀行(ECB)による成功の見込みがない延命策が、どの程度長くギ リシャを支えることができるかが残された唯一の問題だ」と主張した。

また、ギリシャがデフォルトに陥った場合、欧州全域に直ちに「マ グニチュード10」の激震が押し寄せ、ギリシャ国債の保有者は投資の 全てを評価損として計上せざるを得なくなると予想。ギリシャでは給 与と年金の支払いが停止され、現金自動預払機(ATM)は「数分以 内」に空になるとの見方を示した。

金融機関への打撃については、デフォルトの影響は欧州全域にす ぐに広がり、「脆弱(ぜいじゃく)な諸国の脆弱な銀行」で取り付けを 引き起こす恐れがあり、「このような形でエスカレートしたパニックの 嵐が欧州全域に吹き荒れ、ユーロ圏の崩壊につながる危険がある」と 指摘した。

同氏は28日の電話取材に対し、自らの論説が「最悪のシナリオ」 について論評したものだと説明。ウニクレディトの広報担当クラウデ ィア・ブレスゲン氏(ミュンヘン在勤)は電子メールで、サーライベ ルセービッツィ氏の論評について、「彼自身の個人的見解であり、当行 の立場を反映したものではない」と述べた。

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