コンテンツにスキップする

欧州株:反落、ギリシャ債保有者に負担増の懸念-英マンが急落

28日の欧州株式相場は反落。 ストックス欧州600指数は前日までは3営業日続伸で1年4カ月ぶ り大幅高となっていた。ギリシャ債の保有者が7月に欧州首脳が合意 した以上の損失負担を強いられるとの懸念が広がった。

世界最大の上場ヘッジファンド会社、英マン・グループが約3年 で最大の値下がり。運用資産の減少見通しが嫌気された。英ケアン・ エナジーも安い。同社は新たな油田探査を進めていたが、これを断念 した。また、欧州連合(EU)が金融取引税を提案したことから、ド イツ取引所は4.6%下落した。

ストックス欧州600指数は前日比1.1%安の227.39で終了。 一時は0.5%上げたが、上昇は続かなかった。前日までの3営業日で は計7%値上がりし、2010年5月10日以来の大幅高となっていた。 欧州当局者が域内ソブリン債危機封じ込めで取り組みを強化するとの 期待が高まったためだ。

ノッツ・ストゥッキ(ジュネーブ)のファンドマネジャー、ピエ ール・ムートン氏は「銀行がどの程度の追加引当金を計上しなければ ならないのか試算しているところだ」と述べ、「問題がギリシャにと どまれば市場はこうした懸念を忘れることができるだろうが、イタリ アに関する懸念もあって相場の反発が妨げられている」と語った。

この日の西欧市場では、18カ国中15カ国で主要株価指数が下 落。欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会はギリシャ国債を 保有する銀行に求める損失負担を7月21日の首脳合意よりも拡大さ せる案に抵抗していると、欧州の当局者は明らかにしている。匿名を 条件に述べた同当局者によれば、一部の政府当局者らはギリシャ債の より大幅な「ヘアカット」(債務減免)を銀行に迫る案を示している が、欧州委はこれに否定的で、そのような試みについての協議も望ん でいないという。

債務危機の波及懸念を背景に、ストックス欧州600指数は今月 22日時点で、今年2月17日に付けた年初来高値を26%下回る水準 まで下がり、指数構成銘柄の株価収益率(PER、予想収益ベース) は約9倍と、2009年3月以来の低水準となっていた。ブルームバー グのデータが示した。

マン・グループは25%下げて180ペンスとなり、08年11月 以来の大幅安。同社は運用資産が60億ドル減少するとの見通しを示 した。ケアン・エナジーは6.5%下落の276.5ペンスで終了。ドイ ツ取引所は39.42ユーロで取引を終えた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE