円売り介入予想は外れる公算大きい、新政権の動機薄-シティグループ

日本の通貨当局が対ドルでの円 売り介入を行うとの予想は「外れる公算が大きい」との見方を米シテ ィグループが示した。

シティグループのG10外為ストラテジー部門の日本を除くアジ ア責任者、トッド・エルマー氏(シンガポール在勤)は28日付の顧 客向けリポートで、過去8日間の相場は小幅なレンジで推移しており、 円安誘導の措置が取られるとの市場の観測を示唆していると指摘した。

エルマー氏は「この非常に狭いレンジは、介入の可能性に神経を 尖らせている市場のムードを覆い隠している」とした上で、介入は行 われない公算が大きいとの見方を明らかにした。その理由として、 「国際社会の反対姿勢が日本の介入を妨げるうえ、日本国内の状況も 今年これまでに比べて措置を取りにくくしている」と論じた。

同氏はさらに、野田佳彦首相率いる新政権は菅政権より支持率が 高く、支持率押し上げを狙って為替介入を行う可能性は低いと解説し た。

ロンドン時間午後3時46分現在、円はドルに対して前日比

0.4%高の1ドル=76円47銭。今四半期に入って円は対ドルで

5.4%上昇した。