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米VIX先物が高止まり-株価上昇でもトレーダーは弱気な姿勢変えず

S&P500種株価指数の3日間の上 昇率はこの1カ月間で最大となったが、米オプション市場のトレーダ ーが一段の株価下落に備える姿勢を緩めるには至っていない。

ブルームバーグのデータによると、米国株オプションの指標であ るシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数(V IX)が来年5月まで過去平均の20.5を少なくとも5割上回る水準に とどまると投資家がみていることが同指数先物で示されている。VI Xは27日に3.4%低下して37.71。同指数先物5月限は1.1%低下して

32.15。S&P500種は22日以来4.1%上昇している。

欧州首脳が債務危機を収束できるとの楽観的見方を株価は反映し ているが、株価下落に備えた保険の役割を果たすVIXは高止まりし ている。S&P500種の10%下落に備えたコストは2010年5月以来の 高水準に上昇し、米欧オプションのコスト格差は縮小傾向にある。

ガーゴイル・アセット・マネジメントでオプションと株式の運用 に携わるジョシュア・パーカー氏は27日の電話インタビューで、「欧 州から明るいニュースが幾つか出てきているが、世界経済システムの 問題は解消されていない」と語った上で、「世界経済システムの安定ま でボラティリティは生じることになる。ただこうした安定はすぐには 実現しないだろう」と述べた。

ギリシャをデフォルト(債務不履行)に向かわせている債務危機 の収束に向け、ガイトナー米財務長官ら外国の首脳が欧州に圧力をか ける状況のなかでS&P500種は上昇している。VIXは低下したもの の、終値ベースとしては1997年以降で7回の期間しか達していない37 を依然上回っている

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