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「B787」1号機が羽田着陸、全日空は本格国際キャリア目指す

米ボーイングと共同開発した全日 本空輸の次世代中型旅客機「ボーイング787」(ドリームライナー) が28日朝、羽田空港に着陸した。航続距離や燃費に優れるこの最新鋭 機を全日空は主力機と位置付け、来月末の香港路線を皮切りに商業フラ イトを開始する。

1号機には米ボーイングの工場での式典に出席した伊東信一郎社長 ら経営陣が搭乗した。開発トラブルでB787導入は約3年遅れたが、 全日空は国内やアジア欧米路線などで活用して国際キャリアとしての存 在感を本格的に高める意向だ。全日空は同機の最初の顧客で計55機を 発注済み。全日空の大量発注でボーイングは開発に踏み切った。

空港内で会見した1号機の早川秀昭機長はB787について、操縦 性や燃費・静じゃく性などの性能面で「航空業界のあり方を変える可能 性のある飛行機だ」と述べた。「ボーイングと全日空の開発努力の結晶 といえる」とも評価した。B787は日本航空やエア・カナダ、コンチ ネンタル航空、エア・インディアなどの航空会社も発注した。ボーイン グのサイトによると、B787の受注は9月末で800機を超える。

B787は、東レが供給する炭素繊維素材を機体の半分に活用し軽 量化して大型機並みの航続距離を持つ。燃費効率が2割ほど良く、二酸 化炭素の排出を大幅に削減できる。日本企業は製造に三菱重工業や富士 重工業、川崎重工業などが協力、機体構造シェアでは日本勢が約35%を 占める。エンジンの開発メーカーはロールス・ロイス社とゼネラル・エ レクトリック社で、全日空機はロールス・ロイスを採用している。

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