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米国債:下げ渋る、割安感から5年債入札好調-10年債1.99%

米国債相場は下げ渋りの展開。 5年債入札(発行額350億ドル)が手掛かり。最高落札利回りは過 去最低となった。投資家が依然として欧州債務危機からの逃避先を 求めていることが背景にある。

5年債入札で応札倍率が過去4カ月で最高となったことを背景に、 米国債相場は下げ渋った。この日発表された8月の米耐久財受注額 は減少率がエコノミスト予想を下回った。これを受けて相場は朝方下 げていた。

CRTキャピタル・キャピタル・グループの国債戦略責任者、デ ービッド・エーダー氏は「利回り水準が非常に注目された」と指摘。 「投資家は価値に引きつけられた。新たな不安が出たわけでも不安が 増幅したわけでもない。この日の5年債相場は力強く上げている。利 回りや基本条件から見て割安となっていたからだ」と解説した。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによると、ニューヨーク時 間午後4時01分現在、10年債利回りは前日比2ベーシスポイント (bp、1bp=0.01%)上昇の1.99%。同年債(表面利率

2.125%、2021年8月償還)価格は5/32下げて01 6/32。利 回りは一時9bp上げて2.06%を付けていた。

最高落札利回り

この日の5年債入札で、最高落札利回りは1.015%と、8月24 日の入札で付けたこれまでの過去最低の落札利回り1.029%を下回 った。ブルームバーグがまとめたプライマリーディーラー8社による 入札直前の予想は1.023%だった。

投資家の需要を測る指標の応札倍率は3.04倍と、今年5月以来 の高倍率となった。過去10回の平均は2.76倍。

外国の中央銀行を含む間接入札の落札全体に占める比率は

45.9%だった。8月の入札では42.1%、過去10回の入札の平均 は39.2%となっている。

プライマリーディーラー(政府証券公認ディーラー)以外の直接 入札の落札比率は13.8%となった。前月の入札では13.9%、過去 10回の平均は10.9%。

既発5年債利回りは約1bp上げて0.95%となった。入札前に は7bp上げて1.01%を付ける場面も見られた。30年債利回りは 4日続伸し、1bp上昇の3.08%だった

「抗し難い」

BNPパリバの金利ストラテジスト、サブラト・プラカシュ氏 (ニューヨーク在勤)は、「抗し難いほど割安になっていた」とし、 「明らかに堅調な入札だった」と述べた。

この日の入札は今週3度実施される合計990億ドル規模の入札 の第2弾。前日の2年債入札で最高落札利回りは0.249%を付けた。 8月23日には0.222%と、過去最低を記録した。応札倍率は3.76 倍と、2010年9月以来の高倍率だった。

この日の朝方、米国債相場は下げていた。米商務省が発表した8 月の耐久財受注額が前月比0.1%減少したことが背景。前月は4.1% 増だった。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値では

0.2%減だった。

原題:Treasury Sells $35 Billion of Five-Year Debt at

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