欧州株:ストックス600は1年4カ月ぶりの大幅高-危機解決期待

27日の欧州株式相場は3営業日 続伸し、ストックス欧州600指数は1年4カ月ぶり大幅高となった。 域内債務危機の封じ込めで当局者が一段と力を尽くすとの観測が高ま った。

金属の値上がりを受け、英・オーストラリア系のリオ・ティントを 中心に資源株が高い。フランスの銀行BNPパリバとソシエテ・ジェネ ラルも大幅高。ドイツのトラックメーカー、マンは約2年で最大の上昇 を演じた。欧州連合(EU)の欧州委員会が独フォルクスワーゲン(V W)によるマン買収について、競争法上の問題はないとして承認したこ とが好感された。

ストックス欧州600指数は前日比4.4%高の229.91と、 2010年5月10日以来の大幅高。当時はEUがソブリン債危機への対 応で最大7500億ユーロ(現在のレートで約78兆円)規模の緊急支 援枠で合意したことから、7.2%上昇していた。指数は22日に2年ぶ り安値を付けたものの、ここ3営業日で計7%上げている。

LGTキャピタル・マネジメント(スイス)で運用に携わるラル ス・クヌーセン氏は「市場は世界各国の首脳や政治家らが協調し災難回 避に必要な措置を講じると期待している」と指摘。「政治家は危機への 対応を迫る圧力を感じ始めている。欧州首脳は今こそ行動することが重 要だ」と付け加えた。

ストックス欧州600指数は今月22日時点で、今年2月17日に 付けた年初来高値を26%下回る水準まで下がり、指数構成銘柄の株価 収益率(PER、予想収益ベース)は約9倍と、2009年3月以来の低 水準となっていた。ブルームバーグのデータが示した。

この日の西欧市場では、全18カ国で主要株価指数が上昇。ガイト ナー米財務長官は26日、ABCテレビとのインタビューで、「われわ れを含めてあらゆる国から今こそ動くべき時だというメッセージを欧 州は受け取った」と述べたほか、米パシフィック・インベストメント・ マネジメント(PIMCO)のモハメド・エラリアン最高経営責任者 (CEO)はブルームバーグラジオとのインタビューで、欧州の当局 者らは危機の深刻さと行動の必要性を「ようやく理解した」と語った。

世界2位の鉱山会社、リオは銅値上がりを受けて7.8%高の

3196.5ペンスで終了。BNPパリバは14%上げて30.05ユーロ、 ソシエテは17%上昇の20.50ユーロとなった。マンは7.2%値上が りして63.29ユーロで取引を終えた。

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