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欧州債:ドイツ債下落、債務危機解決策への期待で-イタリア債は上昇

27日の欧州債市場ではドイツ 10年債相場が下落、利回りは7週間ぶりの大幅上昇となった。世界 的な株高に加え、欧州各国がソブリン債危機封じ込めに向けた新たな 措置を打ち出すとの観測が広がったことから、ドイツ国債の需要が後 退した。

域内で最も安全とされる独2年債は続落。ドイツのメルケル首相 がギリシャ安定化のためにあらゆる支援を提供すると述べたことが背 景にある。ガイトナー米財務長官は26日、世界景気を脅かす危機を 解決するため欧州各国が一段と力を尽くすだろうと語った。

一方、イタリアとスペインの国債は上昇。両国の政府はこの日、 国債入札を実施した。

クレディ・アグリコルCIBの債券ストラテジスト、オーラン ド・グリーン氏(ロンドン在勤)は、「買い安心感から株高となり、 ドイツ国債の利回りが上昇した」と述べ、欧州救済基金の強化と中央 銀行が措置を講じる可能性が「リスク意欲を高めた」と続けた。

ロンドン時間午後4時25分現在、独10年債利回りは前日比12 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上げ1.95%。一時は 15bp上げ、先月8日以降の最大の上昇となった。23日には過去最 低となる1.636%を記録していた。同国債(表面利率2.25%、 2021年9月償還)価格はこの日、1.130下げ102.600。独2年債 利回りは9bp上昇し0.54%。

イタリア10年債利回りは前日比6bp低下の5.59%。独10 年債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)は18bp縮小の363b p。

スペイン10年債利回りは12bp下げ5.05%。独10年債との スプレッドは309bpと、前日から24bp縮まった。

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