米企業のM&A活動、来年復調の兆し-成長優先し慎重姿勢から脱却

米国では来年、企業のM&A (合併・買収)活動が回復しそうだと、バンク・オブ・アメリカ(B OA)のM&A担当責任者スティーブン・バロノフ氏が指摘した。企 業は成長加速のため、慎重姿勢から脱するとみている。

バロノフ氏は27日、ニューヨークで開かれたパネル討論会「ブ ルームバーグ・ディールメーカー・サミット」に参加。今年10-12 月(第4四半期)については、各社の最高経営責任者(CEO)は慎 重姿勢から案件を保留にしていることから、M&A活動は依然「活発 さに欠けるようだ」と説明した。この討論会には同氏のほか、不動産 投資信託(REIT)のベンタスのデブラ・カファロCEO、投資会 社カーライル・グループの共同責任者ピーター・クレア氏も参加した。

クレア氏は、プライベートエクイティ(PE、未公開株)投資会 社に関しては、債券市場の環境が影響し資金調達が圧迫されており、 M&A活動の回復にはより時間がかかる可能性があると指摘。魅力的 な価格で取引されている企業が数多くあり、買収を行う企業にとって はライバルと競うため規模を拡大する機会が増えていると説明した。

またベンタスのカファロCEOは、「現状維持を続けるのはリス クが高い」と述べた。