北極圏の生態系保護策強化を、アラスカ沖原油掘削許可なら-環境団体

オバマ米政権は来年アラスカ沖の 油田掘削を許可するのであれば、北極圏の生態系保護策を強化すべきだ との見解を環境保護団体が委託した調査報告が打ち出した。

ピュー環境グループと海洋保護センターが26日発表したリポート は、米政府は最も繊細な生態系への被害を回避する特別対策を取り、ボ ーフォート海、チュクチ海のアザラシ、セイウチ、ホッキョククジラの 包括的なデータを収集し、調査結果は公開すべきだと述べた。これらの 海域では英蘭系ロイヤル・ダッチ・シェルがリース権を取得した。

26日はチュクチ海の原油掘削リース権に関連する環境調査につい ての意見聴取期間の最終日。シェルは2008年に21億ドル(現在のレ ートで約1600億円)でリース権を取得したが、環境保護団体や地元住 民のグループが入札について係争しているため油井をまだ掘削していな い。サラザール米内務長官は新しい報告書がまとまった段階で入札結果 を確認するのか取り消すのか決定する。

ピューの米国北極圏担当ディレクター、マリリン・ハイマン氏は声 明で、「北極圏の脆弱(ぜいじゃく)性を考えると、政治でなく科学で 政策を決定する必要がある」と主張し、「他では見られない米国の海域 の生態系に取り返しのつかない打撃を与えるのを避けるため」追加調査 が必要だと述べた。

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