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船主企業の損失、15年まで継続か-鉄鉱石大手の利益は過去最高予想

世界の鉱山会社の鉄鉱石供給が中 国の年間輸入量にほぼ相当するだけ増加しても船主企業は2015年まで 損失を計上するとの見方が出ている。

米モルガン・スタンレーの推計によると、英・オーストラリア系リ オ・ティントや豪フォーテスキュー・メタルズ・グループ、ブラジルの ヴァーレがけん引し、鉄鉱石の海上輸送供給は向こう4年間に16億 9000万トンに増加すると予想される。

一方、ドルーリー・シッピング・コンサルタンツによれば、ケープ 型船舶の輸送能力は07年以降73%増加しており、15年までにさらに 25%増える見通し。タフトン・オセアニック(香港)で世界最大の海運 ヘッジファンドの運用に携わるアンドレアス・ベルガッティス氏は、海 運レートはそれまで損益分岐点である1日当たり2万ドルを上回らない 可能性があると指摘する。

ブルームバーグが集計したアナリスト予想によると、鉱山大手3社 の利益が今年、過去最高に達する一方、ブルームバーグ・ピュア・プレ イ・ドライバルク海運指数を構成する14社の利益の合計は55%減少す るとみられている。海運業界が船舶供給の過剰に直面する一方、鉱山各 社は鉄鉱石不足により利益を上げている。中国では02年以降、鉄鋼生 産が3倍以上に拡大しており、供給が同国の需要に追い付かなかったこ とから、鉄鉱石価格は08年末以降、2倍以上に上昇している。

モルガン・スタンレーによると、鉱山会社の鉄鉱石海上輸送量は 15年にかけて6億2600万トン増える見通し。世界の鉄鋼生産の約 40%を占める中国の今年の鉄鉱石輸入量は6億7400万トンと推計され ている。

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