米バークシャー、自社株買いに方針転換-400億ドル超の現金を活用へ

資産家ウォーレン・バフェット 氏率いる米投資・保険会社バークシャー・ハサウェイは、年初から 17%下げている株価は過小評価されているとして、簿価の最大約 110%の価格で自社株買いを実施する。この日の朝方の取引で同社の 株価は発表を受けて急伸した。

同社は26日、「バークシャーの基盤を成す事業にはこの価格を はるかに上回る価値がある」との文書を発表。「我々の見解が正しけ れば、自社株買いによってバークシャーの1株当たりの本質的価値が 高まり、引き続き株式を保有する株主の利益につながる」と続けた。

バフェット氏はこれまで自社株買いを避け、同社の利益を証券購 入や企業買収に回してきた。同氏は今年4月の株主総会で、現金保有 高が膨らんだ結果、収益を効率的に再投資することが困難になったと 説明していた。

23日のニューヨーク株式市場でバークシャーのクラスA株式の 終値は10万320ドル(約765万8429円)だった。ブルームバーグ の調査によれば、資産から負債を除いた指標の1株当たり純資産は約 9万8700ドル。この日の発表によれば、同社はクラスA、B株の両 方を買い取る可能性がある。ただし連結ベースの現金保有高が200億 ドルを下回った場合には自社株買いを見送るとしている。

ニューヨーク時間午前9時12分現在、バークシャーのクラスB 株は3.6%高の68.75ドルとなっている。6月30日時点の同社の現 金保有高は約479億ドルだった。