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ユーロ圏銀行、15.5兆円のTARP型資本注入必要にも-JPモルガン

ユーロ圏の銀行には、米国の問 題資産購入計画(TARP)と同様のプログラムを通して少なくとも 1500億ユーロ(約15兆5000億円)の資本を注入する必要があ る。JPモルガン・カザノブが試算した。

フランスがまず、150億-200億ユーロを国内銀行に注入する 措置を開始する可能性があると、キアン・アボホセイン氏らアナリス トが26日のリポートで指摘した。同国が欧州版TARPを導入した 場合、ソシエテ・ジェネラルが最大の恩恵を受ける銀行の一行となる 見込みだという。欧州の銀行調達市場の緊張を緩和して本格再開させ るには最低で1120億ユーロが必要だとも見積もった。

アボホセイン氏はリポートで、「状況が最も厳しい特定の銀行へ の支援よりも、ユーロ版TARPの可能性が高いと考えている。全体 的に信頼感を回復させ、すべての金融機関に対して調達市場が再び開 かれるようにするためには、全体的な対応が必要だと思われるからだ」 と解説した。

米住宅ローン市場崩壊とリーマン・ブラザーズ・ホールディング ス破綻を受けて米当局は2008年に7000億ドル(約53兆5000 億円)規模のTARPを開始した。

JPモルガンはソシエテの資本ニーズを55億ユーロ程度、BN Pパリバは約6億ユーロとみている。

JPモルガンのアナリストらは「最近はフランスの銀行の調達コ ストへの圧力が際立っていることから、フランスがまず単独で動くと みている。ドイツも単独で行動する可能性がある」と分析した。

米ゴールドマン・サックス・グループのゲーリー・コーン社長は 25日に他の銀行幹部らとのパネルディスカッションで、米国のTA RPを欧州の金融機関救済のモデルにすれば「良い解決策になるだろ う」と語っていた。

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