信託銀7週連続で日本株買い越す、海外勢は売り継続-9月2週売買

信託銀行の日本株に対する買い越 し姿勢が継続し、海外投資家の売り越しによる相場への悪影響を和ら げている。

東京証券取引所が26日発表した9月第2週(12-16日)の投資 主体別売買動向(東証・大証・名証の1・2部合計)によると、信託 銀行は1829億円買い越した。買越額は前の週(2140億円)に及ばな かったものの、日本株の下げが加速した8月以降の買い越しは7週連 続となった。連続買い越し記録としては、昨年7月最終週までの14 週連続以来。

第2週の日経平均株価は前の週に比べ1.5%(126円)高の8864 円と、2週ぶりに上昇した。週前半は欧州問題に対する不安感が先行 し、一時8500円割れとなったものの、週後半には仏独首脳会談でギリ シャへの支援体制を確認。欧州中央銀行(ECB)が米連邦準備制度 理事会(FRB)などと協調して、年末を挟む期間約3カ月のドル建 て流動性オペを3回実施すると発表したことも好感された。

このほか、主な買い越し主体では、投資信託(215億円)が2週 ぶり、事業法人(124億円)は8週連続でそれぞれ買い越した。

半面、海外投資家は1043億円の売り越しで7月4週以来、8週連 続の売り越し。個人(1094億円)は2週ぶりに売り越した。

野村証券エクイティ・ストラテジー・チームの柚木純アナリスト は、この週の海外投資家動向について「リスク回避から現物では売り 越しとなったが、ECBなどの流動性オペなどを受けて週後半には先 物を約1063億円買い戻している。結果的に週ベースでの上昇を引っ張 った」と述べた。大阪証券取引所によると、海外投資家は日経225先 物と同ミニで763億円買い越している。