商品相場:10カ月ぶり安値-債務危機で銀は12%下落、銅も7日続落

商品相場は約10カ月ぶりの安値 に下落している。欧州の債務危機が悪化するとの観測を背景に原材料 需要が後退し、銀相場は2月以来の1オンス当たり28ドル割れとな った。

スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)のGSCIスポット 指数はシンガポール時間午後1時44分(日本時間同2時44分)現 在、前週末比1.2%低下し592.30。先週は週間ベースで8.3%下げ、 低下率は5月以降で最大だった。銀現物相場は12%下落し1月以来 の安値。銅は7営業日続落し、2008年12月以降で最長の下落相場 となっている。

UBSの資産管理部門の商品調査担当の世界責任者、ドミニク・ シュナイダー氏は26日、シンガポールでの電話インタビューで「世 界経済の現状は3-6カ月前と比較して悪化している」と指摘。指標 となる商品指数はさらに10-15%低下するとの見通しを示した。

GSCIスポット指数は先週、約3年ぶりの高水準に達した4月 時点を21%下回る水準で終了。これは一般的な定義によれば、弱気 相場入りを意味する。同指数がこれほど低下したのは、世界経済が第 2次世界大戦後で最悪の不振に陥った08年以来となる。