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トレーダーの報酬、金融規制改革法のボルカー・ルールで制限か

米銀はマーケットメーク(値付け) 業務に携わるトレーダーの報酬の算出方法変更を迫られる可能性があ る。米金融規制改革法(ドッド・フランク法)に盛り込まれたいわゆ るボルカー・ルールの中の1規則が根拠だ。

連邦政府の下で保証される預金を受け入れる金融機関は、自己勘 定での取引の大半を禁止されるが、マーケットメークに関する取引は 少なくとも7つの原則を満たせば禁止対象から除外される。その1つ がトレーダーの報酬を顧客からの手数料や取引の利ざやから支払い、 ポジションの値上がりによる利益から支払わないというものだ。ブル ームバーグ・ニュースが入手した草稿のコピーから分かった。

ドッド・フランク法の一部であるボルカー・ルールはワシントン の5つの機関により起草作業が進められている。説明を受けた関係者 3人によれば、早ければ10月にも公表される公算だという。規則は銀 行が自行資金での高リスク投資によって預金を危険にさらすことを防 ぐのが目的。

報酬構造の変更が強制された場合、「人材が規制対象外の業界に流 れる可能性がある」と、アレン・アンド・オバリーのパートナーでニ ューヨーク連銀に勤務経験のあるダグラス・ランディ氏が述べた。

JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックス・グループ、 モルガン・スタンレーはボルカー・ルールの導入に備えて自己勘定取 引専門の部門を閉鎖したりスピンオフを計画したりしている。

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