東南アジアの各中銀、利上げ見送りか-金融緩和に転じるとの見方も

フィリピンとタイ、マレーシアの 各中央銀行は、世界的な金融市場の混乱で国内経済のインフレ圧力が 和らぐとして、今後数カ月間は利上げを見送る公算が大きいことを示 唆した。

フィリピン中央銀行のテタンコ総裁は24日のインタビューで、年 内は恐らく利上げを控えると表明した。タイ中銀のプラサーン総裁は 同日、同行が経済成長見通しを下方修正する可能性があると説明。マ レーシア中銀のゼティ総裁は25日、同国のインフレが恐らくピークに 達したと述べた。

利上げの可能性低下でアジア通貨に対する需要が落ち込むとみら れる。投資家がセーフへイブン(安全な避難先)として米ドル買いに 走ったことから、アジア通貨は先週、1998年のアジア通貨危機以来最 大の下落を記録した。

英スタンダードチャータード銀行のエコノミストは26日、金融当 局は次の政策対応として市中銀行の預金準備率引き下げに転じる可能 性があると指摘した。

スイスの銀行、UBSのエコノミスト(シンガポール在勤)、エド ワード・ティーサー氏は、「金融緩和の開始がいつになるのかというこ とが今の問題だ」と述べた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE