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エリザベス・テーラーさん遺品のダイヤや絵画、落札総額は38億円超か

往年の米映画スター、エリザベス・ テーラーさんの遺品のオークションが12月に開かれ、約33カラット のダイヤモンドやゴッホの絵画に高値が付くと予想されている。オー クションの落札総額は5000万ドル(約38億2000万円)を超えるとみ られている。

クリスティーズ・インターナショナルは23日、ニューヨークとロ ンドンで開くオークションの内容を発表。アカデミー賞主演女優賞を 受賞し慈善家でもあったテーラーさんの遺品の宝飾品やオートクチュ ールのドレス、美術品など約1000点のうちの一部を展覧会で公開する 予定だ。テーラーさんは3月に79歳で死去。ブルームバーグは4月に、 オークションの開催が計画されていると報じた。

テーラーさんは「クレオパトラ」や「熱いトタン屋根の猫」、「バ ージニア・ウルフなんかこわくない」など50作品を超える映画に出演。 結婚歴は8回を数えた。宝飾品を熱心に収集し身に付けたことでも知 られる。

33.19カラットのエメラルドカットのダイヤは、テーラーさんが2 度結婚した英俳優リチャード・バートンさんからの贈り物だった。バ ートンさんは1968年5月、ニューヨークのサザビーズでこの指輪を30 万5000ドルで購入。この種の指輪のオークションでの落札額としては、 当時の最高値だった。テーラーさんがほぼ毎日身に付けていたこの指 輪は12月13日、ロックフェラープラザにあるクリスティーズのオー クションルームに再び姿を現し、250万-300万ドルでの落札が予想さ れている。2日間にわたって開かれるテーラーさんの遺品の宝飾品の 販売総額は3000万ドルと推計されている。

真珠203個をあしらった洋ナシ型のネックレスもバートン氏から の贈り物で、予想価格は200万-300万ドル。このネックレスはもとも とスペイン王室所蔵で「ペレグリナ(巡礼者)」と名付けられている。

展覧会は今月24日から26日までロンドンのクリスティーズで開 かれる。100点以上が出品されるこの展覧会はロサンゼルスやドバイ、 ジュネーブ、パリ、香港、ニューヨークを巡回予定。ロンドンの内覧 会の入場料は10ポンド(約1200円)で、5冊から成る箱入りカタロ グは300ドルで販売される。クリスティーズが電子メールで送付した 文書によると、収益金の一部はエリザベス・テーラー・エイズ基金(E TAF)に寄付される。

テーラーさんの父親は、英画家オーガスタス・ジョンの作品を米 国で扱った美術品ディーラーだった。父親は1963年、サザビーズのロ ンドン支店でゴッホの1889年作の風景画“Vue de l’Asile et dela Chapelle de Saint-Remy”を娘のために9万2000ポンドで購入。内覧 会に出品される絵画17点のうちの1つであるこのキャンバス画の現在 の価値は500万-700万ポンドと見込まれている。

テーラーさんのドレスや衣装、装飾美術品や記念品は12月14-16 日にニューヨークで販売される予定。これらより価格の低い宝飾品な どは同月3-17日にオンライン(www.christies.com)で提供される見 通しだ。 (スコット・レイバーン)

(レイバーン氏は美術品市場に関してブルームバーグ・ニュース に寄稿しています。この記事の内容は同氏自身の見解です)

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