仏銀の支援制度を活用する「理由は全くない」-ノワイエ仏中銀総裁

フランス銀行(中央銀行)のノワ イエ総裁は、2008年の金融危機時に設立した仏銀支援制度を活用する 「理由は全くない」との認識を明らかにした。

ノワイエ総裁は23日にワシントンでブルームバーグテレビジョン のインタビューに応じ、「08年に創設した安全装置はまだ存在する」と 述べた上で「それを利用すべき理由は全く見当たらない」と語った。

BNPパリバやソシエテ・ジェネラルなど仏銀大手は政府が資本 増強に向けた措置を講じるとの観測が広がり、23日のパリ市場で株価 が上昇した。両行とクレディ・アグリコルの株価は欧州ソブリン債危 機の深刻化を受け、時価総額が過去3カ月で半分以下に落ち込んでい る。

ノワイエ総裁は独シーメンスなどの外国企業がソシエテ・ジェネ ラルから短期預金を引き出したとの報道を一蹴し、仏銀の健全性を確 信していると表明。「われわれは仏銀を熟知している。仏銀のバランス シートやリスク評価について理解している。仏銀には不良資産はない と理解している」ため、仏銀について「私は極めて強い自信を持って いる」と語った。