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欧州当局がESMの前倒し検討、債務危機の拡大阻止で-内部報告書

欧州の債務危機を食い止める緊急 性が高まる中で、各国政府は恒久的な救済基金の設立を急ぐことを検 討している。財務省高官らの会合のために準備された内部報告書をブ ルームバーグ・ニュースが入手した。

恒久的な救済基金は払込資本金を利用することで、5000億ユーロ (約51兆2800億円)規模の支援が可能となり、イタリアなどを危機 から守るのに役立つと期待される。「持続不可能な債務」を抱える諸国 について、国債保有者にコスト負担を求める規定も盛り込まれる。

各国の財務省高官は来週会合を開き、欧州安定化メカニズム(E SM)として知られる恒久的な救済プログラムを2012年7月に1年前 倒しで設立するコストの優位性について検討する。報告書はこの会合 のために準備された。

報告書によれば、ESMの設立前倒しに伴う「資金手当ての効率 化」によって、支援国は最低限に見積もっても、余計な債務を385億 ユーロ程度減らせる見通し。ドイツだけでも115億ユーロ削減できる とみられる。

欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会のレーン委員(経 済・通貨担当)はワシントンで、ESM設立前倒しをめぐるブルーム バーグテレビジョンの質問に対し、欧州金融安定ファシリティー(E FSF)の機能強化が現在の焦点だと発言。「EFSF改革を各国が確 実に批准することが最優先課題だ」とした上で、「これは進展している。 それが終われば、別の問題に集中できるだろう」と述べた。

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