NY原油(23日):80ドル割れ、景気後退を警戒-週間でも下げ

ニューヨーク原油先物相場はバ レル当たり80ドルを割り込んだ。20カ国・地域(G20)財務相・ 中央銀行総裁会議がリスク増大に対処すると公約したものの、世界経 済が新たなリセッション(景気後退)の瀬戸際にあるとの懸念を和ら げることはできなかった。原油は週間では5月以来の大幅安。

商品24銘柄で構成するスタンダード・アンド・プアーズ(S& P)のGSCI指数は昨年12月以来の低水準となった。なかでも銀 や鉛、金、亜鉛の下げが目立った。世界の中央銀行が金融危機回避に 向け協調行動を取るとの観測から株価やユーロが持ち直すと、原油は 下げ渋った。

トラディション・エナジー(コネティカット州スタンフォード) のアナリスト兼ブローカー、ジーン・マクギリアン氏は「過去数日間 はかなり値動きが荒く、景気に関する多くの不安が相場の重しとなっ ている」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物11月限は前 日比66セント(0.82%)安の1バレル=79.85ドルで終了。終 値としては先月9日以来の80ドル割れとなった。週間では9.2%安 と5週間ぶりの下落、また5月6日終了週以来の大幅安となった。