欧州株(23日):反発、銀行株高い-G20声明発表で懸念は幾分後退

23日の欧州株式相場は反発。 前日に2年ぶり安値を付けたストックス欧州600指数は回復した。 ワシントンで開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁 会議が、世界経済の新たな課題に協調して取り組む姿勢を示したこと で、欧州債務危機が広がって世界景気が弱くなるとの懸念が幾分後退 した。

フランスのBNPパリバやソシエテ・ジェネラルを中心に銀行株 が高い。ドイツの医薬品メーカー、バイエルは7.1%高。抗凝固剤 「ザレルト」の心房細動患者向け投与を支持すると欧州医薬品当局の 諮問委員会が表明し、これが好感された。独スポーツ用品メーカーの アディダスも値上がり。同業の米ナイキの市場予想を上回る四半期決 算が手掛かり。

ストックス欧州600指数は前日比0.6%高の216.19。一時は

2.6%下げたが持ち直した。同指数は前日、2009年7月以来の安値 で終了し、今年2月17日に付けた年初来高値からの下落率を26% とした。世界経済の回復が止まるとの懸念が背景で、今週は6.1%値 下がりし、8月5日終了週以来最大の下げを記録した。

JPモルガン・アセット・マネジメントのグローバルストラテジ スト、ダン・モリス氏はブルームバーグテレビジョンのインタビュー で「リスク資産は非常に魅力的なようだ」と指摘した。同氏はリスク 資産を「オーバーウエート」としており、長期ポジションはヘッジし ているとも付け加えた。

この日の西欧市場では、18カ国中10カ国で主要株価指数が上 昇。G20は声明で、「世界経済が直面する新たな課題に対し、力強 く協調し国際的に対応することを確約する」と強調した。

ソシエテは8.8%上げて16.65ユーロ、BNPは9.8%高の

25.32ユーロでそれぞれ終了。バイエルの終値は39.42ユーロ。 アディダスは2.8%高の47.29ユーロで取引を終えた。