G20声明:世界が直面する課題に協調して対応-欧州に行動迫る

20カ国・地域(G20)財務相・ 中央銀行総裁会議は22日、世界が新たなリセッションの瀬戸際にあ るとの懸念から株価が急落する中で、世界経済へのリスク増大に対 処すると公約するとともに、欧州にソブリン債務危機の抑制を迫っ た。

G20はワシントンでの会合後の声明で、「世界経済が直面する 新たな課題に対し、力強く協調し国際的に対応することを確約する」 と強調した。安住淳財務相によると、多くの国が欧州に対し、7月 に約束した欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の拡充の実行 を求めた。

G20が当初予定していなかった声明を発表したことは、当局が 成長支援で新たな政策を打ち出さなかったものの、投資家の懸念を 警戒していることを示している。欧州債務危機の悪化や米国のリセ ッションへの懸念から、世界の45カ国で構成するMSCIオールカ ントリー世界指数(ACWI)は5月の高値から20%強の下げとな り、約2年ぶりに弱気相場入りした。

ソシエテ・ジェネラルのエコノミスト、ジョゼフ・ラウ氏(香 港在勤)は「具体的な行動なしの口先での支援はもはや説得力がな い」と指摘した。

ユーロ圏諸国はG20声明で、10月14、15両日のG20の次回会 合までにEFSFの柔軟性を増し、影響力を最大化させることを約 束した。

G20当局者は成長へ脅威として、「金融システムの脆弱性」や 「政府債務へのストレスからの下振れリスクの増大」に言及。また、 銀行の自己資本が十分で、資金確保ができるよう確実にするとし、 外為市場での為替レートの過度の変動は経済に悪影響を与えること を再確認した。

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