欧州株:続落、ストックス600は2年ぶり安値-景気下振れを警戒

22日の欧州株式相場は続落。 ストックス欧州600指数は2年ぶり安値となった。米連邦公開市場 委員会(FOMC)が21日の声明で米景気見通しの「著しい下振れ リスク」を指摘したことや、ムーディーズ・インベスターズ・サービ スが同日に米銀3行の格付けを引き下げたことが影響した。

コンピューターのマウス生産を手掛けるスイスのロジテック・イ ンターナショナルが安い。2カ月で2回目の業績見通し引き下げが嫌 気された。銅が5日連続で値下がりし、世界2位の鉱山会社、英・オ ーストラリア系のリオ・ティントは約2年ぶり大幅安。仏LVMHモ エ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンや英バーバリーを中心に高級ブランド 銘柄も下げた。

ストックス欧州600指数は前日比4.6%安の214.89と、 2009年7月以来の安値。ここ5週間で最大の下げとなり、今年2月 17日に付けた年初来高値を26%下回っている。世界経済の回復が止 まり欧州債務危機は広がっているとの懸念が背景だ。

バンク・ボノート(ヌーシャテル)のジャンポール・イエケルマ ン最高投資責任者(CIO)は「欧州債務危機の解決には、世界景気 が引き続き堅調である必要がある」と指摘。「その景気がリスクにさ らされているという兆しがあれば、市場を揺るがすだろう。FOMC が使った『著しい』という表現はかなり強い」と付け加えた。

この日の西欧市場では、全18カ国で主要株価指数が下落。ムー ディーズは21日、米銀バンク・オブ・アメリカ(BOA)とウェル ズ・ファーゴの長期信用格付けを引き下げたほか、シティグループの 短期格付けも引き下げた。

ロジテックは12%安の6.88スイス・フランで終了し、4月以 来最大の値下がり。ストックス欧州600指数の業種別指数では、鉱 業株が08年12月以来の大幅下落。リオ・ティントは11%下げて 3023ペンスとなった。LVMHは6.1%安の106.90ユーロ。バ ーバリーは9.8%下げ1361ペンスと、08年11月以来の大幅安。