米景気先行指数:8月は0.3%上昇、通貨供給量の急増で

米景気先行指数は8月に上昇し た。リスク資産からの資金逃避で、通貨供給量が急増していること などが背景にある。

米民間調査機関コンファレンス・ボードが22日発表した8月の 米景気先行指標総合指数(LEI)は前月比0.3%上昇。ブルーム バーグ・ニュースがまとめたエコノミト予想の中央値は0.1%上昇 だった。前月は0.6%上昇(速報値0.5%上昇)に修正された。

8月のLEIは、主要10項目のうち4項目がプラスに寄与。な かでもマネーサプライ(通貨供給量)の寄与度は0.7ポイントと、 連邦公開市場委員会(FOMC)が事実上のゼロ金利政策に踏み切っ た2008年12月以来の最大だった。次いで、長短金利差が0.23ポ イント寄与した。一方、株価は0.41ポイントのマイナス寄与とな った。

ステート・ストリート・グローバル・マーケッツのシニア債券ス トラテジスト、ジョン・ハーマン氏(ボストン在勤)は「景気の現状 は極端に脆弱(ぜいじゃく)だ」と指摘。マネーサプライの急伸は 「リスク回避の表れだ」と述べた。

一致指数は0.1%上昇と前月と同率の伸び。同指数には、全米 経済研究所(NBER)が景気循環の判定に使用する個人所得や鉱工 業生産、小売売上高などが含まれる。

遅行指数は0.3%上昇とこれも伸び率は前月と同じだった。同 指数には商工業貸し出し、失業期間、単位当たり労働コスト、在庫率、 消費者信用残高などが含まれる。

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