サムスン電子、20ナノ級DRAMの量産を開始-シェア拡大目指す

世界2位の半導体メーカー、韓国 のサムスン電子は、コンピュータ向け半導体市場でリードを広げるこ とを目指し、最先端の自社工場での生産を開始した。

サムスンは華城市にある工場で、回路線幅が20ナノメートル(10 億分の1メートル)級のDRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込 み読み出しメモリー)の量産を22日に始めた。同社の発表によれば、 ソウル郊外の華城市に12兆ウォン(約7700億円)を投じて建設され た同工場の生産能力は業界最大規模という。

20ナノ級のDRAMを生産することで、より多くのメモリーの搭 載が可能になる。パソコン(PC)の売り上げ鈍化を背景に日本や台 湾の競合メーカーは投資を減らしている。

ミレ・アセット・セキュリティーズのアナリスト、キム・チャン ヨル氏(ソウル在勤)はサムスン電子について、「他社が対応に苦しん でいるこの時期に一段のコスト引き下げが可能であることを再び誇示 した。収益力がさらに高まるだろう」と述べた。同氏によれば、サム スンの新工場稼働は、同社が既に約4割を占めるDRAM市場のシェ アの一層の拡大に寄与する見通し。