【今日のチャート】世界一リッチな国はカタール-ルクセンブルク抜く

中東のカタールが、ルクセンブル クを抜いて2010年の世界で最も豊かな国に浮上した。国際通貨基金 (IMF)の最新予測によると、カタールの国民1人当たりの国内総 生産(GDP)は、米国のほぼ2倍に増える見通しだ。

今日のチャートは、カタール(黄色い線)の1人当たりGDPが 昨年8万8221ドル(約680万円)となり、ルクセンブルク(青い線) から首位の座を奪ったことを表している。20日に公表されたIMFの データに基づき作成した。IMFの試算によれば、カタールの1人当 たりGDPは16年までに11万1963ドルに達し、ルクセンブルクの9 万4621ドル、シンガポール(緑の線)の7万992ドルを上回る見通し。 米国(赤い線)は10年の4万6860ドルに対し、16年は5万5622ド ルになるとIMFは予測している。

中東地域で5億ドル余りを管理・運用するサラシン・アルペン・ アンド・パートナーズのマネジングディレクター、ポール・クーパー 氏は「富と成長、少ない人口という要素の組み合わせの結果だ」と話 す。

サッカーのワールドカップ(W杯)22年大会の開催国であるカタ ールの今年の経済成長率見通しは約16%で、今年度(11年4月-12 年3月)の財政収支は61億ドルの黒字が見込まれている。IMFは、 経済成長率でカタールが2年連続世界一になると予想する。

CIAワールド・ファクトブックによれば、米コネティカット州 よりも面積が狭いカタールの人口は約84万8000人。同国は世界最大 の液化天然ガス(LNG)輸出国。