中国大使:政治・安保分野で相互不信、日本との対話強化必要-講演

【記者:坂巻幸子】

9月22日(ブルームバーグ):中国の程永華・駐日大使は22日午 後、都内で講演し、日中関係について経済関係は「お互いの利益の共 同体とすでになっている」ものの、「政治・安全保障分野で信頼が足り ないこと、あるいは相互不信が大変大きな問題」になっていると述べ、 政治・安保面での対話の強化を提唱した。

中国の軍事費について程大使は、国内総生産(GDP)比では1.4% で世界的に見ても高くはなく、13億人という人口や領土の広さを考え ると、「今の軍事力はまだまだ強いとは言えない」と述べた上で、同国 は透明性向上のために着実に努力を続けてきたと指摘した。

沖縄の尖閣諸島付近で中国の漁業監視船の活動が活発しているこ とについては「立場はおのずから日本と違うところがあり、中国の立 場に基づいて言えばもとより中国の領土であって、中国の関係機関が そういう活動をしているということは、海上権益の拡大には当たらな い」と述べた。程大使は昨年3月に5回目の日本赴任で大使に就任。 日本での滞在期間は22年になり講演は日本語で行われた。

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