英国債:長期債利回り急低下、FOMC受け-ポンドが対円で最安値

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22日の英国債市場では長期債 を中心に上昇。2年債利回りは一時、過去最低を記録した。米連邦公 開市場委員会(FOMC)が米景気の下振れリスクを示唆したことが 手掛かり。

10年債利回りは2週間ぶりの大幅低下となった。FOMCは 22日の声明で、米景気に「著しい下振れリスク」があると警告した ほか、保有米国債の残存期間を長期化する措置を発表した。英30年 債利回りも過去最低を更新。

モニュメント・セキュリティーズの債券アナリスト、マーク・オ ストワルド氏(ロンドン在勤)は「英国債は米国債の上昇に追随した」 と述べ、「米当局の景気下振れの認識に市場は驚いた。利回り曲線は 米当局に動かされたようなものだ」と語った。

ロンドン時間午後4時47分現在、10年債利回りは前日比9ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.33%。一時は 13bp低下し、5日以降で最大の下げとなった。同国債(表面利率

3.75%、2021年9月償還)価格は0.805上げ112.58。

2年債利回りはほぼ変わらずの0.53%。ブルームバーグがデー タ収集を開始した1992年以来の最低となる0.477%まで下げる場 面もあった。

30年債利回りは15bp下げ3.502%で過去最低を付けた後、

3.53%となった。前日比では12bp低下。ブルームバーグのデー タによると、ドイツ10年債と米10年債の利回りも過去最低を記録 した。

この日のポンド相場はドルに対して下落し約1年ぶりの安値を付 けたほか、対円では過去最安値を更新。対円相場は一時、前日比

1.3%安の1ポンド=116円97銭まで売り込まれた後、117円 13銭となった。