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金高騰:韓国などアジアの統計担当者悩ませる-CPI上昇の主因に

金価格の高騰によりインドやイ ンドネシアなどでインフレが加速し、各国の統計担当者は金製の宝飾 品を消費者物価指数(CPI)の対象品目に組み込んだままにするか どうか決断を迫られている。

韓国統計局の副ディレクター、バン・テギョン氏は大田からの電 話インタビューで、同国では、12月に予定している指数構成品目の見 直しの一環として、金製の指輪が1975年以降で初めてインフレバス ケットから除外される見通しであることを明らかにした。テギョン氏 は「人々は金を主に投資目的で購入しているため、消費ではなく資産 に分類されるべきだ」と指摘する。

株式や為替市場の混乱や中央銀行による紙幣の増刷、金の強気相 場が10年間にわたって続いている現状を背景に、代替的な価値の保 存手段として金の投資需要が高まり、金相場は年初来で27%上昇して いる。金の取引・保管サービスを手掛けるスイス・プレシャス・メタ ルズのシンガポールの金庫など各地の金保管施設は満杯に近い状態と なり、ティベリウス・アセット・マネジメントは、金相場の上昇が最 終的な過熱局面に入っているとの見方を示している。

インドのICICI証券のチーフエコノミスト、プラサンナ・ア ナンサスブラマニアム氏(ムンバイ在勤)は「金は資産と考えるのが ふさわしい。消費品目ではない」と述べ、金が「投機的な資産区分」 として次回のCPI構成品目の見直しでインドのバスケットから除外 されるとの見通しを示した。

誕生日の贈り物

李明博(イ・ミョンバク)大統領がインフレとの「闘い」を呼び 掛けている韓国では、金製の指輪の価格が29%高騰したため8月のC PI上昇率は3年ぶりに5%を上回った。韓国では子供の1歳の誕生 日に指輪を贈る慣習があることが一因だ。

インドネシア政府のデータによると、同国の8月のCPIは前月 比0.93%上昇したが、このうち0.19パーセントポイントを金製宝飾 品が占め、CPIの伸びの最大の要因となった。

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