イタリアの銀行、S&Pが格下げする可能性-市場関係者

インテサ・サンパオロなどイタリ アの銀行は、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P) に格下げされる可能性がある。市場関係者がこうした見方を示した。S &Pは19日、イタリアの格付けを5年ぶりに引き下げた。

S&Pは、経済成長の弱まりと「脆弱(ぜいじゃく)な」政権基盤 が原因でイタリアは欧州で2番目の規模の債務負担の軽減に難航すると の懸念を示し、同国の格付けを従来の「Aプラス」から1段階引き下げ 「A」とした。S&Pは4カ月前に格下げの可能性を表明していた。同 社はこの日、政府系金融機関カーサ・デポジティ・エ・プレスティティ の信用格付けを引き下げた。

ピー・アンド・ジー・SGRで約10億ユーロ(約1040億円)の 資産運用に携わるマネジング・ディレクター、ルカ・ペビアーニ氏は、 「現時点で、イタリアの銀行が格下げされる可能性は大きい」と指摘。 「ポートフォリオに多くの国債を持つが、国債は値下がりし、財務基盤 が弱まっている」と説明した。

S&Pは5月、インテサとメディオバンカを含む4行のアウトルッ クを「ネガティブ(弱含み)」とした。

イタリア2位の銀行、インテサは6月30日の時点で645億ユーロ 相当の国債を保有。同国最大手の銀行、ウニクレディトの国債保有額は 387億ユーロ。同3位のモンテ・パスキ・ディ・シエナ銀行は約250 億ユーロ。

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