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ECB:銀行1行に5億ドル貸し付けへ-前週に続きドル需要

欧州中央銀行(ECB)はユー ロ圏の銀行1行に対し22日に5億ドル(約380億円)を貸し付け る。欧州の銀行にとってドルの資金調達が依然厳しいことが示唆され る。

ECBによると、定例の1週間物流動性供給オペで銀行1行がド ル資金に応札した。ECBは1.07%の固定金利入札で、応札額全額 を供給する。先週は2行に5億7500万ドルを供給した。8月17日 以来のドル資金需要だった。ECBは資金を借り入れた銀行名を明ら かにしない。

欧州ソブリン債危機の拡大で銀行のバランスシートへの懸念が高 まり、銀行間の貸し渋りにつながっている。ECBが先週、米連邦準 備制度理事会(FRB)との協調により3カ月物ドル資金供給オペを 実施すると発表した後、株式相場は上昇した。

コメルツ銀行の債券戦略責任者、クリストフ・リーガー氏(フラ ンクフルト在勤)は今週の入札結果について、「前回のドル建て借り 入れのロールオーバー(借り換え)で、重要な意味はない」と述べた。 「中銀が3カ月物ドル資金を供給することから、緊張はある程度和ら いだ」と指摘した。

欧州の銀行がスワップを通じてドル資金を調達する際のプレミア ムは約3年ぶりの高水準に近い。ブルームバーグのデータによれば、 1年物クロス通貨ベーシススワップレートはこの日、欧州銀行間取引 金利(EURIBOR)を95.6ベーシスポイント(bp、1bp=

0.01%)下回った。プレミアムに相当するこの格差は今月一時、 2008年12月2日以来最大の112.5bpに拡大していた。

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