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英ロイズ保険、欧州周辺国の銀行から預金引き揚げ-債務危機を警戒

英ロイズ保険組合は一部の欧州 周辺国から預金を引き揚げた。債務危機の悪化で政府当局が金融機関 を下支えできなくなるとの懸念が背景にある。また、欧州中央銀行 (ECB)はユーロ圏の銀行1行にドル資金を供給したとの情報が伝 わった。

ロイズの財務部門ディレクター、ルーク・サベージ氏は21日、 電話インタビューに応じ「欧州の不確実性を背景に、投資家は多くの 銀行に対して預け入れを控えている」と指摘。「政府自体がリスクに 曝されているかもしれないと心配するのなら、銀行も政府と共倒れに なると間違いなく不安を抱くだろう」と続けた。

欧州の銀行や規制当局は、ギリシャがデフォルト(債務不履行) に陥った場合や各国政府の緊縮財政で経済成長が鈍化する中でも、金 融機関には十分耐え得る資金があるとして、投資家や顧客の不安払拭 (ふっしょく)に努めている。欧州最大のエンジニアリング会社、シ ーメンスは7月、仏銀2位のソシエテ・ジェネラルから短期預金を引 き揚げた。事情に詳しい関係者が20日、明らかにした。

サベージ氏によれば、ロイズは25億ポンド(約2982億円)の 主要資産のうち約3分の1を現金で保有するが、欧州周辺国の一部銀 行から預金を引き揚げた。同氏は対象国や銀行の名称は明らかにしな かった。

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