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ニコン:ミラーレス一眼市場参入-新ブランドで2機種を10月発売

ニコンはミラーレス一眼カメラ市 場に参入する。同社が21日、デジタルカメラの新ブランド「Niko n 1(ワン)」の2機種を10月20日から発売すると発表した。すでに ソニーやパナソニックなどがミラーレスで販売を伸ばしており、ニコ ンの参入で同市場は競争が激しさを増しそうだ。

発売するのは、液晶画面を見ながら撮影する「Nikon 1 J 1」と電子ビューファインダーが付属する「Nikon 1 V1」。同 社は、当初月産台数を2機種合計で約8万台と計画。「J1」は約6万 5000台で、市場推定価格が本体5万9000円前後、ズームレンズ付で7 万円前後。「V1」は月産約1万5000台を予定。推定価格が本体8万 9000円前後、薄型レンズ付で10万5000円となる。

木村真琴社長は「(一眼レフとは)コンセプトが全く違う。新しい 市場を作る」と述べた。ニコンは2012年3月期に連結売上高9900億 円、純利益600億円との見通しを示しているが、木村社長によれば、 今回の新ブランドを織り込んだ数字。

みずほインベスター証券の倉橋延巨アナリストは「ミラーレスは 各社ともに消費者の認知度を上げていく過程にある。将来的には販売 台数が増え、ニコンの売上と利益に貢献する」と見ている。

ミラーレス機は08年にパナソニックが他社に先駆け発売。09年に はオリンパス、昨年にソニーと韓国サムスンがそれぞれ参入した。参 入時期とほぼ重なる09年4月から今年8月までのデジタル一眼の国内 販売シェア動向を見るとソニーは7.9%から15.2%、パナソニックは

5.4%から14.8%など、いずれも急成長している。これに対し、デジタ ル一眼の大手、ニコンやキヤノンの動向が注目されていた。

ミラーレスは電子式のファインダーを搭載。電子式になった分、 電池の持続時間は短くなるが、反射鏡を使った光学式ファインダーを 使う従来型の一眼と比べ、鏡のスペースを節約して小型軽量化できる。 市場調査会社BCNの統計によると、今年8月のデジタル一眼の国内 販売台数のうち、ミラーレスのシェアは41.4%だった。

キヤノンは、ミラーレスの参入方針を明らかにしていない。広報 担当の本郷隆文氏は9月上旬のブルームバーグの取材に「小型軽量化 は最も強いニーズの一つ。ミラーの有無にかかわらず、この課題に取 り組み続けている」と述べた。

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