8月の米中古住宅販売増加へ、前月の落ち込み相殺できず-BN調査

米国の8月の中古住宅販売は増 加するが、前月の落ち込みを埋め合わせることはないと予想されて いる。失業と差し押さえ件数の増加が住宅業界の重しとなっている 現状が示されると、エコノミストはみている。

8月の米中古住宅販売件数は、ブルームバーグ・ニュースがま とめたエコノミスト74人の予想中央値で前月比1.7%増の年率475 万戸が見込まれている。7月は同467万戸と、2010年11月以来の 低水準だった。

TDセキュリティーズの米国担当シニアストラテジスト、ミラ ン・マルレイン氏は「8月の販売は緩やかな増加が見込めるが、住 宅市場が息を吹き返し始めたわけではない」と指摘。「需要改善には、 景気の行方と労働市場が一段と明確になる必要がある」と話した。

全米不動産業者協会(NAR)は、ワシントン時間21日午前 10時(日本時間午後11時)に中古住宅販売件数を発表する。予想 レンジは450万-499万戸。

また米連邦公開市場委員会(FOMC)は、同午後2時15分(日 本時間22日午前3時15分)ごろに声明を発表する。ブルームバー グがエコノミスト42人を対象に実施した調査では、連邦準備制度理 事会(FRB)が短期債を長期債に入れ替える「オペレーション・ ツイスト(ツイストオペ)」を決定するとの予想が71%に達した。 ただ同措置が、9.1%に達した失業率を押し下げることはないとの見 方も61%に上っている。