半導体関連株安い、BBレシオが連続低下-野村出荷見通し下方修正

半導体関連株に下げが目立ち、代 表的な銘柄が東証1部の株価下落率上位に並ぶ。20日に発表された8 月の半導体製造装置BBレシオ(速報値)が2カ月連続で低下したほ か、野村証券が2011年の半導体出荷金額市場の見通しを引き下げてお り、低調な業界環境を警戒する売りが優勢となった。

シリコンウエハーのSUMCOが一時前日比6.4%安の763円と 52週安値を更新。DRAMメーカーのエルピーダメモリも5.7%安の 548円、試験装置のアドバンテストが4.5%安の824円、製造装置の東 京エレクトロンが1.8%安の3810円、アルバックが1.8%安の1045 円までそれぞれ下げた。

日本半導体製造装置協会(SEAJ)が20日に発表した半導体製 造装置の出荷額に対する受注額の割合を示すBBレシオは、8月速報 値が0.76と7月の0.84から2カ月連続で低下し、6カ月連続で1を 下回った。販売額は前年比19%増加した半面、受注額が35%減少した。

一方、野村証券では21日付の投資家向けリポートで、2011年の 半導体出荷金額市場を従来予想の前年比4.4%増から同1%増へ、12 年は同6.4%増から同3.7%増へそれぞれ下方修正した。要因としてD RAM市況の低迷を挙げ、11年の金額市場予想を前年比10%減から 28%減へ見直した。減産により、大口価格の低下ペースは緩やかにな るものの、需要低迷の間は本格的な価格反発が期待薄とし、業界再編 の可能性にも言及した。また主要セット製品としては、特に従来型P Cやテレビで減速が著しいとしている。

関連銘柄で下げの目立つSUMCOについては、シリコンウエハ ーの事業環境の低迷を織り込んだとし、ゴールドマン・サックス証券 が21日付で目標株価を800円から720円に下げる材料もあった。投資 判断は「売り」を継続。アドテストに関しては、JPモルガン証券が 20日付で投資判断を「オーバーウエート」から「中立」に、目標株価 を2500円から1000円に引き下げている。