9月20日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は 次の通り。

◎NY外為:フラン、対ユーロで下落-SNB許容水準に変更観測

ニューヨーク外国為替市場では、スイス・フランがユーロに対し て下げた。下落率はスイス国立銀行(SNB、中央銀行)がフラン高 対応で相場に上限を設けて以来最大となった。フランは対ドルでも下 落。SNBが一層厳しい上限目標を設定するとの観測がフラン売り材 料となった。

ドルは対ユーロでもみ合い。米連邦公開市場委員会(FOMC) が追加緩和策を発表するとの観測や、国際通貨基金(IMF)の見通 しが背景にある。IMFは欧州が債務危機を封じ込められなかった場 合、世界成長見通しは悪化するとの見解を示した。SNBのマイアー 報道官は、フラン相場の上限変更をめぐる憶測についてコメントを控 えた。

プラクシス・トレーディングのチーフ・トレーダー、イラ・ハリ ス氏(シカゴ在勤)は「市場は不安に苛まれている」とし、「外為市場 はSNBの動きやその意図を探ろうと非常に神経質になっている」と 指摘した。

ニューヨーク時間午後5時01分現在、フランはユーロに対し前日 比0.7%安の1ユーロ=1.2160フラン。ドルに対しては0.6%下落し、 1ドル=88.78サンチームとなっている。ユーロは対ドルでほぼ変わ らずの1ユーロ=1.3707ドル。ドルは円に対しほぼ変わらずの1ドル =76円45銭。

SNBは今月6日、対ユーロのスイス・フラン相場に1ユーロ=

1.20フランの上限を設け、「断固たる決意」でこの水準を防衛すると 表明した。SNBのマイアー報道官はブルームバーグ・ニュースの電 話インタビューで、この日は会見や声明発表の予定は無いと述べた。

フランの変動

先進10カ国の通貨で構成されるブルームバーグ相関通貨加重指 数によれば、スイス・フランは過去12カ月間で7.2%上昇した。ユー ロは2.4%、ドルは5.9%それぞれ下げた。

オンラインでの為替取引を扱うGFTフォレックスの調査担当デ ィレクター、キャシー・リーン氏(ニューヨーク在勤)は「投資家は SNBと争うのを好まない」と述べ、「フランの大きな変動は、SNB が1ユーロ=1.25フランに上限を設定し直すのではないかとの憶測 が原因だ」と指摘した。

IMFが示した見解を手掛かりドルは主要取引通貨の大半に対し て下げる場面があった。IMFは経済成長に対するリスクが長引く場 合、欧州中央銀行(ECB)は政策金利を引き下げるべきだと指摘し た。ECBの現在の政策金利は1.5%。

IMFはまた、米国の2011年成長率見通しは1.5%と、6月時点 の2.5%から引き下げた。債務問題が未解決であることや消費者と企 業の信頼感低迷を理由に、12年の見通しも下方修正した。

主要6通貨に対するインターコンチネンタル取引所(ICE)の ドル・インデックスは76.984。一時0.4%下げる場面もあった。

FOMC観測

この日は2日間にわたり開催されるFOMCの1日目。金融当局 が借り入れコストの低下を狙い、短期債から償還期間の比較的長い国 債の購入に乗り換えるとの観測が広がった。ブルームバーグ・ニュー スがエコノミストを対象に実施した調査によれば、保有国債の残存期 間の長期化は失業対策としては効果が薄いと見られている

英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RB S)の為替ストラテジスト、ブライアン・キム氏(コネチカット州ス タンフォード在勤)は「市場は今まだ、FRBがどのような意外性に 富んだ策を打ち出せるか推測しようとしている」と説明。「ユーロにつ いては既にかなりの弱気に傾いており、あとは上向くのを待つばかり だ。ニュースも悪材料ばかり続いた後では、さほどネガティブでない というだけで安心材料としてユーロに有利に働く可能性がある」と述 べた。

◎米国株:総じて安い、ギリシャへの懸念が重し-米緩和期待打ち消 し

米株式市場では、S&P500種株価指数が続落した。米金融当局 が景気浮揚へ行動を起こすとの期待に支えられたものの、ギリシャへ の追加支援決定には程遠いとの懸念が広がった。

アルミ生産のアルコアやパソコン大手ヒューレット・パッカード (HP)、建機メーカーのキャタピラーなど経済成長と関連性の強い銘 柄の下げが目立った。一方でアップルは上昇。7営業日続伸となり、 上場来最高値を付けた。

S&P500種株価指数は前日比0.2%安の1202.09。2日間の下落 率は1.1%となった。ダウ工業株30種平均は7.65ドル(0.1%)上げ て11408.66ドル。

スチュワート・キャピタルのマルコム・ポーリー最高投資責任者 (CIO)は電話インタビューで、「欧州の状況がスパイラル的に悪化 し、相当ひどくなるとの不安が広がっている」と指摘。「明らかに、景 気が鈍化しつつあるとの懸念が生じるだろう。また財政問題が新たな 問題を生み出し、柔軟性が低下し、解決策を見いだすことが難しくな るとの懸念も出てくる」と付け加えた。

世界経済をめぐる不安から、S&P500種は4月29日から8月8 日の間に最大18%下落。それ以降、今月19日までに7.4%戻していた。

S&P500種はこの日堅調な動きを続けていたが、ギリシャ国営 アテネ通信社(ANA)の報道を受けて下げに転じた。ANAは、欧 州連合(EU)と欧州中央銀行(ECB)、国際通貨基金(IMF)の 「トロイカ」の査察団が10月初めにアテネを再度訪問し、ギリシャ経 済の審査を完了する計画だと報じた。情報源は明示していない。

「良い進展」

通常取引終了後、EUの行政執行機関である欧州委員会は電子メ ールで、ギリシャのベニゼロス財務相や国際通貨基金(IMF)など との2回目の電話会議で「良い進展」があったと発表した。

米連邦公開市場委員会(FOMC)は20日から始まっており、21 日の会合終了後の声明では、新たな景気浮揚策が提示される可能性が ある。こうした観測から、株式相場は堅調な動きが続いていた。米連 邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は9日、ミネアポリス での講演で、景気回復を後押しするための手段を適切に利用する用意 があると語った。

「ツイストオペ」

新たな政策手段の1つは、「オペレーション・ツイスト(ツイスト オペ)」と呼ばれる措置となりそうだ。ブルームバーグ・ニュースのエ コノミスト42人を対象に実施した調査によれば、71%がFOMCは保 有する米国債の構成を短期から長期債に組み替えるツイストオペを決 定すると予想している。

ソーンバーグ・インベストメント・マネジメントのマネジングデ ィレクター、ジェーソン・ブレーディ氏は電話インタビューで、「新た なマイナスのニュースがない状況では、希望を持とうとするものだ。 追加の刺激策が出るかもしれない。もしFOMCが何も行動しなけれ ば、失望が広がるだろう」と続けた。

景気敏感株で構成されるモルガン・スタンレー・シクリカル指数 は1.6%安。アルコアは2.9%下げて11.25ドル。HPは1.9%安の

22.47ドル。キャタピラーは1.1%下落の83.66ドル。

アップルは0.4%高の413.45ドルとなり、過去7営業日での上昇 率は9.5%となった。同銘柄をめぐってはダウ平均の構成銘柄に加わ る可能性があるとの観測が広がっている。ダウ・ジョーンズ・インデ ックスの広報担当リチャード・シルバーマン氏はコメントを控えた。

ベスポーク・インベストメント・グループは、アップルがダウ平 均構成銘柄に採用された場合、ダウ平均に占めるアップルのウエート は22%となり、世界最大の企業とはいえ過度の影響力を持つことにな ると指摘した。

◎米国債:30年債と2年債の利回り差、1年ぶり最小-FOMC控え

米国債市場では、2年債と30年債との利回り格差がここ約1年で の最小になった。連邦準備制度理事会(FRB)が借り入れコストを 抑えるために償還期限の長い国債の保有を拡大するとの見方が背景だ。

国際通貨基金(IMF)が世界経済の成長予想を下方修正すると、 10年債利回りは低下。3日連続での下げとなった。IMFは欧州のソ ブリン債危機や米国財政の行き詰まりの可能性を下方修正の要因に挙 げた。2年債利回りは過去最低を更新した。金融政策を決める米連邦 公開市場委員会(FOMC)は定例会合を開始した。

RWプレスプリッチの政府・機関債取引担当マネジングディレク ター、ラリー・ミルスタイン氏は、「投資家はFOMCに逆らいたくな い。何か発表されるとの期待が高まっていたらなおさらだ。米国債が 今の水準で推移しているのはこのためだ」と述べた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによると、ニューヨーク時 間午後3時59分現在、30年債利回りは前日比3ベーシスポイント(b p、1bp=0.01%)低下の3.20%。同年債(表面利率3.75%、2041 年8月償還)価格は1/2上げて110 5/8。

2年債利回りはほぼ変わらずの0.16%。一時は0.1431%の過去最 低をつけた。30年債と2年債の利回り格差は304bpと、1年ぶり最 小。30年債利回りは前日に3.18%と、2009年1月以来の低水準をつ けた。

10年債利回りは1.93%。先週は過去最低の1.8770%を記録した。 この日の5年債利回りは0.83%。

ツイストオペの確率

ブルームバーグがまとめたエコノミスト42人を対象にした調査 によると、米連邦公開市場委員会(FOMC)が保有債券ポートフォ リオの短期債を減らして長期債を増やす「オペレーション・ツイスト (ツイストオペ)」を21日に発表する確率は71%。

トレーダーの動向によると、世界の経済成長が鈍化するとの観測 を背景に、この先10年間のインフレ見通しは11カ月ぶりの水準に低 下した。10年債と同年限のインフレ連動債(TIPS)の利回り格差 は一時1.83ポイントと、昨年10月5日以来で最も低い水準となった。

住宅着工とIMFの予想修正

米商務省が発表した8月の住宅着工件数(季節調整済み、年率換 算、以下同じ)は前月比5%減の57万1000戸。ブルームバーグ・ニ ュースがまとめたエコノミスト予想の中央値は前月比2.3%の減少だ った。

IMFは最新の世界経済見通し(WEO)で2011、12年の世界の 成長率をいずれも4%と予測。6月のWEOは11年が4.3%、12年が

4.5%と予想していた。米国の11年成長率見通しも1.5%と、6月時 点の2.5%から引き下げた。

WEOは「世界の経済活動は鈍化し、不均一性が増した。信頼感 はこのところ急速に低下し、下振れリスクが拡大している」と分析。 欧州「首脳が各国の政策とユーロへの信認を維持するためあらゆる必 要なことを行うという公約を守る必要」があり、米国では「根深い政 治的対立で政策の先行きが極めて不透明になっている」と指摘した。

バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチの指数によると、米国債 の年初からのリターンは8.6%と、2008年来最高のパフォーマンスで 推移している。

米国債の今後の見通し

米銀大手JPモルガンが顧客を対象に調査した先週の米国債投資 家心理指数によると、19日に終了した1週間で、米国債価格が今後変 わらないと予想したのは約74%に上昇(前週72%)。相場上昇の予想 は11%で前週と変わらず、一方下落予想は15%に低下した。

ブルームバーグが銀行や証券会社を対象にまとめた予想平均では、 10年債利回りは2012年9月末までに2.96%に上昇すると見込まれて いる。

◎NY金:反発、欧州の債務不安やFOMC緩和措置への期待で

ニューヨーク金先物相場は反発。欧州の債務不安が強まったこと や、米連邦準備制度理事会(FRB)が景気てこ入れで一段の措置を 講じるとの観測から、代替投資先としての金の需要が膨らんだ。

格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は前日、 イタリアの格付けを引き下げた。これにより、欧州の財政危機で域内 諸国の借り入れコストが上昇するとの懸念が強まった。米連邦公開市 場委員会(FOMC)はこの日、2日間の日程で協議を始めた。エコ ノミストの間では、FRBが1兆6500億ドル(約127兆円)の米国債 ポートフォリオ中の短期債を減らすと同時に長期債を増やす手法を採 用するとの見方が出ている。

バードモント・キャピタルのスコット・ガードナー最高投資責任 者(CIO)は電子メールで、「金融システムにおける問題がいかに構 造的であるかを市場は実感している」と指摘。「経済成長に関する懸念 は金にとっては強材料だ。先進国市場から一段の刺激措置が発表され る可能性を示唆しているからだ」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物 12月限は前日比30.20ドル(1.7%)高の1オンス=1809.10ドルで終 了した。

◎NY原油:3日ぶり上昇、FOMCが追加緩和と楽観

ニューヨーク原油先物相場は3営業日ぶりに上昇。米連邦公開市 場委員会(FOMC)が景気浮揚に向けた措置を講じ、燃料消費の増 加につながるとの期待が高まった。

FOMCはワシントンで会合を開始した。政策の選択肢に関する 利点やコストを協議する時間をさらに確保するため、今回は日程が2 日間に拡大された。ブルームバーグがまとめた調査によると、米エネ ルギー省が21日発表する統計では在庫が8カ月ぶり低水準に減少し たことが示される見通し。

BNPパリバ・コモディティー・フューチャーズ(ニューヨーク) のブローカー、トム・ベンツ氏は「FOMCがあす、経済成長の拡大 に向け追加措置を発表するとの楽観が広がっている」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物10月限は前日 比1.19ドル(1.39%)高の1バレル=86.89ドルで終了。一時は2.1% 上昇する場面もあった。10月限はこの日が最終取引。実質中心限月と なった11月限は1.11ドル(1.3%)高の86.92ドル。

◎欧州株:反発、ギリシャの「生産的」電話会議を好感

20日の欧州株式相場は反発。デフォルト(債務不履行)回避を目 指すギリシャが、欧州連合(EU)や国際通貨基金(IMF)との電 話会議について「生産的」だったとしたほか、米連邦公開市場委員会 (FOMC)が21日に一段の刺激策を発表するとの観測が広がり、買 い意欲が高まった。

ドイツの公益企業エーオンとRWEが大幅高。裁判所が核燃料税 の適用を止める判断を下したことが好感された。英不動産会社バラッ ト・デベロップメントは5.7%高。シティグループが投資判断を「買 い」に引き上げた。経営管理ソフトメーカー最大手、独SAPも高い。

ストックス欧州600指数は前日比1.8%高の229.10で終了。FO MCは21日、保有する短期債を長期債に入れ替える「オペレーショ ン・ツイスト(ツイストオペ)」を決めるとブルームバーグが実施した 調査で大半のエコノミストが予想している。ツイストオペの目標は、 イールドカーブ(利回り曲線)のフラット化。

デンマークのサクソ銀行の市場ストラテジスト、マッズ・コフォ ード氏は「相場が上がったのは市場参加者がギリシャの展開をプラス に受け止めたためだ」と指摘。その上で、FOMC後の発表がツイス トオペにとどまれば、「株式市場はそれほど好感しない可能性が高い」 と付け加えた。

ブルームバーグが調査したエコノミスト42人の71%は、FOM Cが1兆6500億ドル(約126兆円)のポートフォリオのうち、短期債 を長期債に入れ替えるツイストオペを決めると予想。ただ、この措置 では9.1%の失業率の低下にはつながらないとの見方を示した回答者 は61%に上った。

世界経済が減速し、欧州の債務危機が広がっているとの見方から、 ストックス欧州600指数は今年2月17日に付けた年初来高値を 21%下回っている。ブルームバーグの集計データによると、指数構成 銘柄の株価収益率(PER、予想収益ベース)は9.6倍。

20日の西欧市場では、ギリシャとアイスランドを除く16カ国で 主要株価指数が上昇。ギリシャはこの日もEUやIMFなどと電話会 議を開く。

RWEは3.7%高の25.93ユーロ、エーオンは4%上げて15.77 ユーロでそれぞれ終了。バラット・デベロップメンツの終値は82.2 ペンス。SAPは2.3%上昇して37.35ユーロとなった。

◎欧州債:イタリア債続落、S&P格下げで

20日の欧州債市場ではイタリア国債が続落。格付け会社スタンダ ード・アンド・プアーズ(S&P)がイタリアの格付けを引き下げた ことが材料視された。ギリシャはデフォルト(債務不履行)回避を目 指して国際通貨基金(IMF)と欧州連合(EU)の当局者とのさら なる協議を控えている。

域内で最も安全とされるドイツ2年国債の利回りは2日連続で

0.50%を下回った。欧州中央銀行(ECB)がイタリア国債を購入し ているとの見方があったものの、同国債は下げた。S&Pは19日、 イタリアの格付けを「A」とし、従来の「Aプラス」から引き下げた。 経済成長の弱まりと「脆弱(ぜいじゃく)な」政権基盤によって、イ タリアが債務負担を軽減できないとの懸念を示した。ポルトガル10 年債利回りは2週間ぶりの大幅上昇。

DZ銀行(フランクフルト)のアナリスト、クリスチャン・ライ シター氏は国債相場の押し下げ要因として、「イタリアの格下げ、ギリ シャからの最新のニュース、あるいはニュースがないこと」を挙げ、 「ギリシャ動向が最大の関心の的だ」と続けた。

ロンドン時間午後4時35分現在、イタリア10年債利回りは前日 比11ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の5.70%。同 国債(表面利率4.75%、2021年9月償還)価格は0.80下げ93.42。 2年債利回りも11bp上げ4.30%。ポルトガル10年債利回りは41b p上げて11.66%。これは51bp上昇した5日以降の最大。

独10年債利回りは1.73%まで下げた後、前日からほぼ変わらず の1.79%となった。13日には1.68%まで低下し、過去最低を記録し た。独2年債利回りはこの日、0.46%。

◎英国債:2年債利回りが過去最低に接近

20日の英国債市場では2年債利回りが過去最低に接近した。格付 け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がイタリアの格付 けを引き下げたことを背景に、比較的安全とされる英国債の需要が高 まった。

10年債利回りは1週間ぶり低水準を付けた。国際通貨基金(IM F)はこの日、英国の今年と来年の経済成長率見通しを下方修正した。 イングランド銀行(英中央銀行)が21日に公表する金融政策委員会(M PC)議事録で、量的緩和拡大を主張するポーゼン委員に同調するメ ンバーが示されるとの観測も、相場への支援要因だった。

ロイズ・バンク・コーポレート・マーケッツ(ロンドン)の金利 ストラテジスト、バトサラ・ダッタ氏は「イタリア格下げ後の質への 逃避の流れの中で英国債が買われた」と発言。「量的緩和拡大を求める ポーゼン委員に加わるメンバーが出た可能性がある。MPCの重心は 量的緩和に移行しつつある」との見方も示した。

ロンドン時間午後4時34分現在、2年債利回りは0.54%。一時 は0.492%まで下げた。12日には0.49%と、ブルームバーグがデータ 集計を開始した1992年以来の最低を付けた。同国債(表面利率4.5%、 2013年3月償還)価格は105.765。10年債利回りは前日比ほぼ変わら ずの2.39%。13日以来の低水準となる2.34%まで低下する場面もあ った。

IMFはこの日公表した世界経済見通し(WEO)で、11年の 英国内総生産(GDP)伸び率を1.1%、12年を1.6%と予想。従来 予測ではそれぞれ1.5%と2.3%とみていた。

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参考画面: 記事に関する記者への問い合わせ先: ニューヨーク 楽山 麻理子 Mariko Rakuyama +1-212-617-4903 mrakuyama@bloomberg.net Editor:Yoshito Okubo ニューヨーク 千葉 茂 Shigeru Chiba +1-212-617-3007 schiba4@bloomberg.net Editor:Akiko Nishimae 記事に関するエディターへの問い合わせ先: 東京 大久保 義人 Yoshito Okubo +81-3-3201-3651 okubo1@bloomberg.net

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