米オラクルの6-8月期:市場予想上回る利益-企業の支出増が寄与

米ソフトウエア会社オラクルの6 -8月(第1四半期)決算は、利益がアナリストの予想を上回った。 企業がデータベースソフトウエアや応用ソフトへの支出を増やしたこ とが追い風となった。株価は時間外取引で上昇した。

20日の発表によると、一部項目を除いた1株利益は48セントと、 ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均の47セントを上回っ た。売上高は前年同期比12%増の83億7000万ドル(約6400億円) と、アナリスト予想平均と一致した。オラクルが示した9-11月(第 2四半期)の利益見通しは、アナリスト予想を上回った。

ラリー・エリソン最高経営責任者(CEO)は2005年以降、事業 買収に400億ドル余りを投じた。買収は、大手企業による事業管理や 複雑なコンピューター作業への対応を支援するソフトを拡充する狙い があった。オラクルは、これらの商品や自社のデータベースを、昨年 のサン・マイクロシステムズ買収で取得したハードウエアと組み合わ せることで恩恵を受けている。

UBSのアナリスト、ブレント・シル氏はインタビューで、「ハー ドウエア事業がソフトウエア事業を後押ししている」と述べた。

6-8月期の純利益は18億4000万ドル(1株当たり36セント) と、前年同期の13億5000万ドル(同27セント)から36%増加。ア ナリスト予想は17億9000万ドル(同35セント)だった。

ライセンス収入

将来の売上高の目安となる新規ソフトウエア・ライセンス収入は 16%増の15億ドル。ウェルズ・ファーゴのアナリスト、ジェイソン・ メイナード氏の予想(15%増)を上回った。一方、ハードウエアの売 上高は1.4%減の16億7000万ドルだった。

オラクルの株価は時間外取引で一時、4%高の29.48ドル。通常 取引終値は28.35ドルだった。年初来騰落率はマイナス9.4%。

9-11月期の1株利益については、一部項目を除いたベースで56 -58セントとの見通しを示した。アナリスト予想平均は56セントだ った。一部項目を除いた売上高の見通しは4-8%増で、アナリスト 予想(8.2%増)に届かなかった。