欧州株:反発、ギリシャの「生産的」電話会議を好感-FOMCに期待

20日の欧州株式相場は反発。 デフォルト(債務不履行)回避を目指すギリシャが、欧州連合(EU) や国際通貨基金(IMF)との電話会議について「生産的」だったと したほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)が21日に一段の刺激 策を発表するとの観測が広がり、買い意欲が高まった。

ドイツの公益企業エーオンとRWEが大幅高。裁判所が核燃料税 の適用を止める判断を下したことが好感された。英不動産会社バラッ ト・デベロップメントは5.7%高。シティグループが投資判断を「買 い」に引き上げた。経営管理ソフトメーカー最大手、独SAPも高い。

ストックス欧州600指数は前日比1.8%高の229.10で終了。 FOMCは21日、保有する短期債を長期債に入れ替える「オペレー ション・ツイスト(ツイストオペ)」を決めるとブルームバーグが実 施した調査で大半のエコノミストが予想している。ツイストオペの目 標は、イールドカーブ(利回り曲線)のフラット化。

デンマークのサクソ銀行の市場ストラテジスト、マッズ・コフォ ード氏は「相場が上がったのは市場参加者がギリシャの展開をプラス に受け止めたためだ」と指摘。その上で、FOMC後の発表がツイス トオペにとどまれば、「株式市場はそれほど好感しない可能性が高い」 と付け加えた。

ブルームバーグが調査したエコノミスト42人の71%は、FO MCが1兆6500億ドル(約126兆円)のポートフォリオのうち、 短期債を長期債に入れ替えるツイストオペを決めると予想。ただ、こ の措置では9.1%の失業率の低下にはつながらないとの見方を示した 回答者は61%に上った。

世界経済が減速し、欧州の債務危機が広がっているとの見方から、 ストックス欧州600指数は今年2月17日に付けた年初来高値を 21%下回っている。ブルームバーグの集計データによると、指数構成 銘柄の株価収益率(PER、予想収益ベース)は9.6倍。

20日の西欧市場では、ギリシャとアイスランドを除く16カ国 で主要株価指数が上昇。ギリシャはこの日もEUやIMFなどと電話 会議を開く。

RWEは3.7%高の25.93ユーロ、エーオンは4%上げて

15.77ユーロでそれぞれ終了。バラット・デベロップメンツの終値 は82.2ペンス。SAPは2.3%上昇して37.35ユーロとなった。

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