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ルパート・マードック氏、メディア王退位は避けられない-ターナー氏

米メディア企業ニューズ・コー プ傘下の英大衆日曜紙で起きた電話盗聴事件について、資産家テッ ド・ターナー氏は、ルパート・マードック会長兼最高経営責任者(C EO)が自ら築いたメディア帝国の玉座を降りることはもはや避けら れないとの見解を示した。

ターナー氏は、ブルームバーグテレビジョンのインタビューで、 「マードック氏は辞任しなくてはならないだろう」と述べ、「同氏は これまで、ここまで大きな問題を乗り越えたことがない。これは深刻 だ」と続けた。

ニューズの傘下にあった「ニューズ・オブ・ザ・ワールド」は、 殺人事件の被害者の留守番電話を盗聴したほか、情報を提供してもら うために警察に金銭を支払っていたとされる。ニューズは168年の 歴史を持つニューズ・オブ・ザ・ワールドを廃刊させた。英有料放送 のブリティッシュ・スカイ・ブロードキャスティング・グループ(B スカイB)の完全子会社化を狙って提示した78億ポンドの買収案も 取り下げた。

マードック氏と、息子でニューズの副最高執行責任者(COO) を務めるジェームズ・マードック氏は今年7月、英議会の証人喚問に 応じた。父親のマードック氏は、電話盗聴や警察への金銭支払いにつ いて知らなかったと証言したが、ターナー氏はこの発言に納得してい ない。

「知らなかった」では済まされない

ターナー氏は「マードック氏は知っていたはずだ」と述べ、 「彼は取締役会の会長だ。責任がある。私は自分の会社に責任を持っ ていた。『知らなかった』などと私は一度も言ったことがない」と続 けた。ターナー氏は、CNNやTBS、カートゥーン・ネットワーク を所有するターナー・ブロードキャスティングを1996年に米タイ ム・ワーナーに売却した。

ニューズ・コープの広報担当ジャック・ホーナー氏は、コメン トを避けた。

ブルームバーグ・ニュースの親会社、ブルームバーグ・エル・ ピーは金融ニュース・情報の提供でニューズの傘下企業と競合関係に ある。

ターナー氏とマードック氏はそれぞれのメディア帝国を築き上 げたライバル同士でもある。ニューズは1996年にCNNに対抗して ケーブルテレビネットワークのフォックス・ニュースを始めた。

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