ドイツ:9月ZEW景況感指数、マイナス43.3に悪化-債務危機で

ドイツの欧州経済研究所センタ ー(ZEW)がまとめた9月の独景況感指数は約2年半ぶりの低水準 に落ち込んだ。欧州の債務危機と世界的な景気減速がドイツの成長見 通しを曇らせた。

ZEWが20日発表した9月の期待指数はマイナス43.3と8 月のマイナス37.6から悪化し、2008年12月以来の低水準とな った。ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト37人を対象に実施 した調査では中央値でマイナス45が見込まれていた。期待指数は今 後6カ月の見通しを示す。

世界の景気見通しが悪化し欧州債務危機が銀行セクターの信頼感 に影響を及ぼしたことで、ドイツ株の指標であるDAX指数は7月末 以降に25%下落した。欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員 会は先週、今年7-12月(下期)のユーロ圏成長率見通しを下方修 正し、域内景気が「年末に足踏み状態に近づく恐れがある」と警告し た。

M・M・ウォーバーグ(ハンブルク)の投資戦略責任者、カー ルシュテン・クルーデ氏は、「現在はほとんど悪い材料しかない」と し、「ソブリン債危機と世界的な景気減速の双方が引き続き信頼感へ の重しとなっている。ドイツがリセッション(景気後退)に陥るとは 思わないが、景気は向こう数カ月にかなり弱くなるだろう」と続けた。

ZEWによれば、9月の現状指数は43.6と、前月の53.5か ら低下し、昨年7月以来の低水準となった。

ドイツの4-6月(第2四半期)国内総生産(GDP)は前期比

0.1%増にとどまった。1-3月(第1四半期)は同1.3%増だっ た。ユーロ圏の4-6月GDPは0.2%増と、1-3月の0.8%増 から鈍化。欧州委の見通しでは、7-9月(第3四半期)は0.2% 増、10-12月(第4四半期)は0.1%増が見込まれている。

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